ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによる
シューベルトの「グレート」
ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるシューベルトの「グレート」。ルイージは、2012年からチューリヒ歌劇場の音楽総監督を務め2019/20シーズンで離任することが決まっています。次期音楽総監督には、ワシントン・ナショナル交響楽団の首席指揮者を務めているジャナンドレア・ノセダが2021/22シーズンより就任します。
オペラで培った表現力をオーケストラ演奏にも余すところなく落とし込むルイージ、そして歌手たちと日々ドラマを作り上げてきた経験豊かなフィルハーモニア・チューリッヒの感性だからこそ実現する、隅々にあふれ出る歌心と、圧倒的な推進力を持つ演奏を聴かせてきた「PHILHARMONIA ● REC」レーベル。今回のシューベルトでもその力が遺憾なく発揮されています。
シューベルトの交響曲の最高傑作「グレート」。「未完成」交響曲の後、1825年から1826年にかけて作曲されシューベルトの死の2,3年前に書かれた最後の交響曲です。1828年12月にウィーンでの初演の際「あまりに長すぎる」という理由で初演を拒否されるなど不遇でありましたが(シューベルトは同年11月19日に死去)、1839年シューマンがシューベルトの遺品から「グレート」のスコアを見つけ、その素晴らしさに圧倒され、メンデルスゾーンに推薦し、1839年3月21日にゲヴァントハウス管弦楽団メンデルスゾーン指揮によってライプツィヒで初演されました。
色彩豊かで厚みのあるオーケストレーション、流麗な旋律、壮大な響きとまさに「グレート」の名に相応しい大作。ルイージは、冒頭のホルンの有名なフレーズも、テーマを一つ一つ丁寧に提示させ、圧倒的なフィナーレも明瞭で堂々たる演奏で聴かせます。
(キングインターナショナル)
【曲目】
シューベルト:交響曲第9(8)番 ハ長調 D944「グレート」
【演奏】
フィルハーモニア・チューリッヒ
ファビオ・ルイージ(指揮)
【録音】
2019年2月、チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
輸入盤
5025487:R
国内仕様盤
5025496:R
[日本語帯・解説付]
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February 13, 2020 at 07:00PM
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