米ソーシャルメディア大手のフェイスブック(FB)が社名を「Meta(メタ)」に変更したことを受け、ネット交流サービス(SNS)上では、米国の主要IT企業の頭文字を取った「GAFA(ガーファ)」や「FAANG(ファング)」といった呼び方がどうなるのか関心を呼んでいる。カエルのような「GAMA」、日本の漫画にちなんだ「MANGA」など、さまざまな“候補”が挙がっている。【川上珠実/デジタル報道センター】
「GAFA」は、米IT大手のグーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック、インターネット通販大手のアマゾン(Amazon)の4社の頭文字を取った総称。海外では、これに動画配信大手のネットフリックス(Netflix)を加えた5社が「FAANG」と総称されることが多い。アップルを除き「FANG(ファン)」と呼ばれることもある。
日本のツイッター上では新しい社名が発表された29日から、「GAFA」の呼び方にまつわる投稿が続出。「これからは『GAFA』じゃなくて『GAMA』の時代か……」という投稿や、「GAMA」という言葉の響きから「カエルみたい」といった投稿も相次いだ。グーグルの親会社である米アルファベットの頭文字を取って「MAAAとかの方がいいんじゃないだろうか」という声や、漫画にちなんだ「MANGA」を推す声もあった。
欧米のメディアも、SNS上でさまざまな声が上がっていることを報じた。
ロイター通信によると、ツイッター上でもっとも人気があるのはフェイスブックの「F」をメタの「M」に変えただけの「MAANG」という呼び方。海外でも「日本のコミックブックにちなんで、『MANGA』と文字を組み替えるユーザーもみられた」という。
「FAANG」の構成企業自体を見直す投稿も。米電気自動車(EV)大手のテスラの株式の時価総額が25日に、アップルやアマゾンに続いて1兆ドル(約114兆円)を超えたことから、テスラの「T」を加える投稿もあった。一方、5社の中でもっとも時価総額が少ないネットフリックスを外した上で、米IT大手のマイクロソフトも加え、「MAMATA」(最後のAはアルファベットのA)とする投稿もあった。
米ブルームバーグ通信も「フェイスブックはMetaに。FANGはどうなるの?」というタイトルの記事を配信し、「MAANG」などのSNS上の意見を紹介した。
フェイスブックは、月間利用者数が世界29億人に達する世界最大のSNS。ただ近年は利用者数の伸び率が鈍化し、インターネット上で実際に同じ場所にいるような感覚で交流できる仮想現実空間(メタバース)と呼ばれる分野を中核事業に育てる計画を打ち出していた。ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は28日の声明で、社名変更について「FBはSNSの象徴的なブランドとなったが、将来的に当社がメタバース企業であると認識されるようにしたい。新しいブランドを採用する時が来た」と説明している。
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