2010年にスマートフォンメーカーとして創業したXiaomiは、ノートPC市場やドローン市場にも進出しており、総合家電メーカーとして大きく成長。2020年第3四半期にはスマートフォン販売台数でAppleを超え、世界有数のスマートフォンメーカーとしての地位を築いています。そんなXiaomiがマクロレンズにも望遠レンズにもなる「液体レンズ」を搭載したスマートフォンの登場を中国のSNS「Weibo」で予告しています。
微博-小米手机
https://m.weibo.cn/detail/4618643268962302
液体レンズとは、光学系を構成する液面に電圧をかけることでレンズの焦点距離を自在に変化させられるレンズ。記事作成時点では、液体レンズは一部の工業用レンズや顕微鏡向けのレンズとして採用されています。そんな中、Xiaomiは2021年3月25日に「まるで人間の目のように動作する液体レンズを搭載したスマートフォンを、来週月曜日(2021年3月29日)に発表します」とWeiboに投稿しました。
また、Xiaomiは液体レンズの性能についても言及。液体レンズは従来のレンズと比較して、「高速なピント合わせが可能」「多くの光を通す」「光の分散を抑える」「過酷な環境に耐えられる」といった特徴を備えると主張しています。
さらに、さらに、液体レンズの最大の特徴である焦点距離の変化については、「1基のレンズユニットで望遠レンズとしても、マクロレンズとしても使えます」と述べ、液体レンズが長距離撮影から近接撮影まで幅広い撮影に対応可能なことをアピールしています。
Xiaomiの雷軍CEOは、液体レンズのティザームービーを自身のWeiboアカウントで公開しています。公開されたムービーを見ると、液体レンズが焦点距離を変化させる仕組みが視覚的に理解できます。
Mi MIX introducing Liquid Lens - YouTube
ティザームービーのラストでは、2021年3月29日に新製品発表イベントを行うことが予告されています。
なお、新製品発表イベントは日本時間の2021年3月29日午後8時30分から配信予定。液体レンズ搭載スマートフォンに関する情報は、このイベントで発表される可能性が高そうです。
また、テクノロジー関連メディアのThe Vergeは、液体レンズ搭載スマートフォンは、これまで全面ディスプレイを搭載した「Mi MIX」や、スライド式フロントカメラを搭載した「Mi Mix 3」といった実験的なモデルを展開する「Mi Mix」シリーズから登場すると報じています。
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