企画:好きなゲームが世間のクソゲー
「これはクソゲー」「あれはクソゲー」と世間は気軽に言うけれど、遊び方も感性も人それぞれ。むしろ、そんな風に言われている作品の魅力を知っている人に話を聞いてみよう。Twitterで募集をかけたら、2~3人くらい手を上げてくださるのでは? ……と思っていたら、100人くらいから連絡が来ちゃった企画です。編集部のリソース的に可能な範囲で記事化。1日1本ペースだと公開しきるまでに数カ月かかるので1時間に1本ずつ公開します。
「エルシャダイ」の魅力(なおまささん)
聖書をベースとした設定のきめ細かさや神秘的な世界の映像美、それから、神の使いである主人公・イーノックが地上に堕ちた天使たちの捕縛に奔走するストーリーは壮大で魅力的です。 また、本作の一番の魅力はヒト、天使、堕天使たちという登場キャラクターにあると思います。 地上界を観察し続けた7人の天使たちは人間の恋愛や家族愛、進化の可能性などに惹かれて禁忌である堕天を犯してしまいます。「ヒトに惹かれた天使が描かれる」というだけで興味深く感じますが、決死の思いで堕天し作り上げた理想郷はどれもイビツで、ヒトを理解できない堕天使たちの悲哀さを感じさせます。 そういった世界を、天界に召し上げられた“ヒト”であるイーノックを通じて、巡ることができる点も面白いと思います。
世間ではクソゲーと言われている理由
ストーリーの説明不足に尽きると思います。 ゲーム発売後に刊行された原作小説と比べると、ゲームに収録された内容は6割程度です。省かれた描写も多く、断片的に語られる物語では全容をつかむのは難しいと思います。例えば、ゲームではカットシーンで唐突にキーパーソンが登場することがあり、キャラクターの相互関係や重要性が理解しきれません。 また、ゲームでは盛り上がりの肝となる中盤~終盤にかけての物語がごっそり抜け落ちているので、仮に情報をしっかり拾いながらプレイできたとしても「ストーリーがつまらなかった」という感想を持つのが自然だと思います。物語を理解することが難しいうえに、もしも理解できたとしてもぶつ切りで終わってしまうのです。 以上の理由からクソゲー扱いを受けてしまうのも妥当だと思います。
からの記事と詳細 ( 【好きなゲームが世間のクソゲーな人インタビュー】壮大過ぎてゲーム1作に収まらなかった「エルシャダイ」の物語(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3n0F7Do
壮大な
No comments:
Post a Comment