PlayStation 4用最新ソフト「Ghost of Tsushima」(ゴースト・オブ・ツシマ)の先行プレイレビューをお届けします。
「Ghost of Tsushima」は「inFAMOUS」シリーズなどを手掛けたゲーム制作会社Sucker Punch Productionsの最新作で、文永(十三世紀後半)のモンゴル帝国による日本侵攻をテーマにしたオープンワールド時代劇アクションアドベンチャーです。日本侵攻の足掛かりとして対馬に上陸した元寇に立ち向かうために主人公である武士の境井仁が、侍の道に反した邪道な戦い方に手を染めることを決意し、冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として戦います。
発売予定日は7月17日。通常版の価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに6900円(税別)、特別なスキンなどが付属するデジタルデラックスエディションは7900円(税別)です。
本記事ではマップ、戦闘、ストーリーの3項目分けて「Ghost of Tsushima」について紹介していきます。
マップ
オープンワールドのプレイ時間の多くは移動が占めています。この移動が魅力的か否かがゲーム体験に大きく響いてくると私は思っています。「Ghost of Tsushima」の移動には豊かな自然との出会いがありました。
舞台となる対馬の土地の多くは自然豊かな山岳地帯。基本は青々とした森林ですが、紅葉や草原、河川などが配置されています。ゲーム進行などは考えず心の赴くままに馬を走らせるだけでも、中々爽快感があります。ご時世柄部屋に引きこもりがちだった筆者にとっては、ゲームの体験かもしれませんがこの自然との触れ合いがとても心地良かったです。プレイする森林浴でした。
この景観を存分に楽しめる心遣いにも関心しました。それが風によるナビゲーションです。目的地を設定すると、風がプレイヤーを導いてくれるのです。プレイヤーは草木の揺れる方向や風のエフェクトに沿って移動すると目的地にたどりつきます。
▲常時風が吹いているわけではなく、コントローラーのタッチパッドをスライドすると風が吹きます。
通常のオープンワールドでは画面に小さなマップや、目的地の場所がわかるピン等が表示されます。しかし、「Ghost of Tsushima」の通常の移動時には小さなマップはなく、少しだけステータスバーと指示が記されているのみ。目的地を設定しなければ境井仁・馬・風景のみが画面に表示されます。これはもう「我々が作った美しい対馬を堪能してくれ!」というSucker Punch Productionsからのメッセージに他ならないでしょう。
この自然をシェアするフォトモードも充実しているのもポイントです。ピントやフィルター、構図も自在に設定できるので納得いくかたちで景観の美しさを記録できるでしょう。私が撮影したものではありませんが、公式から提供されたフォトモードの作例を紹介しましょう。
これらの作品をみて対馬観光をしたくなったのならば「Ghost of Tsushima」をカートに入れましょう。
ゲームビジュアルや世界観という点では、黒澤明監督の時代劇がら着想を得た「黒澤モード」が用意されています。こちらは設定からいつでも切り替え可能で、白黒・フィルム調でプレイできます。雰囲気は抜群ですがゲームでは足跡の痕跡をたどったり、敵から隠れて移動したりなど視覚情報が肝な要素が多いので全編「黒澤モード」でプレイするのは難しいかと思います。
戦闘
▲「〜の呼吸」と言いたいところですが、「型」です。
境井仁は侍ということもあり基本の武器は刀です。正面から敵と対峙する際は、刀で攻撃・防御をして戦闘を繰り広げます。ゲームを進行すると「〜の型」といった構えや攻撃のパターンを変えることができるようになります。「石の型」であれば剣兵に有利などの相性があるので、状況によって型を切り替えて戦闘します。
剣技アクションに加えて、時代劇の侍らしくない邪道な戦い方もできるのも本作の特徴の1つ。背後から敵に近づいて暗殺したり、くないや煙玉で敵を撹乱させて斬りつけたりできます。アクション体験としては、日本刀メインで戦う「アサシンクリード」だと思っていただければいいでしょう。
▲高いところから……。
▲このように敵を一撃で仕留めることも可能です。
▲戦闘以外ではロープを使って高所を渡ったり、崖をよじ登ったりするなどの忍者っぽいアクションも用意されています。
ストーリー
ムービーシーンや世界観は海外映画などによくある日本人の謎描写のような部分はあまり感じず、時代劇のゲームとして違和感なく楽しめました。日本の時代劇文化に敬意をもって制作されたと思うような演出やストーリーが随所にみられました。
加えて声の出演は、主人公「堺井仁」を中井和哉さん、主人公の叔父で物語の中心人物である「志村」を大塚明夫さん、対馬に侵攻したモンゴル軍を率いる大将「コトゥン・ハーン」を磯部勉さんが演じています。更に、下記のキャスト(敬称略)も出演します。
水野ふゆ、かぬか光明、安藤麻吹、多田野曜平、千葉繁
リッチな画作りに負けない豪華な出演陣。プレイしていて思わず鳥肌が立ったムービーがいくつかありました。
「Ghost of Tsushima」の総評としては、自然豊かなマップと時代劇の世界観に惹かれて、ステルス戦闘のあるアクションに抵抗のない方ならば楽しく対馬を巡ることができるゲームだと思います。
関連記事:PS4期待のGhost of Tsushima開発者インタビュー。制作のきっかけは黒澤明
関連リンク:「Ghost of Tsushima」製品サイト
※クレジットが入っていない写真以外はすべてPS4でプレイした模様のキャプションです。
(C)Sony Interactive Entertainment LLC.
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July 14, 2020 at 07:25AM
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