イタリアを代表するラグジュアリーブランドである「MaxMara(マックスマーラ)」。
11月19日(土)、「マックスマーラ」は東京、表参道に新しいフラッグシップストアをオープンする。本記事では、同ストアの魅力に迫りたい。
キャメル色のコートがアイコニックなイタリアブランド
ここで「マックスマーラ」について説明しよう。
1951年、アキーレ・マラモッティ氏が北イタリアのレッジョ・エミリアで「マックスマーラ」の前身となる「Maramotti(マラモッティ)」設立。数年後にブランド名を「マックスマーラ」に改称する。
「マックスマーラ」は、上質な素材を使用したキャリアウーマン向けのタイムレスなファッションを得意とするブランドで、キャメル色のコートがアイコニックアイテム。
表参道・青山エリアで2店舗目
建築家のアンドレア・トニョン氏が設計を手がけた同ストアは、高級ブランドのブティックが立ち並ぶ表参道・青山エリアで2店舗目のフラッグシップストアとなる。
敷地面積400平方メートルのタワーは、重力に逆らうように進化を続ける都市の姿を見事に体現。空に向かってそびえ立つ流線形の構造は、壮大なパゴダ(仏塔/ストゥーバ)を思わせるような佇まいで、クラウディ仕上げのつや消しメタルを使用したパーゴラのような床版は、空に溶けていくよう。
タワーを見上げると、視覚的に傾斜した黒い天井が曲線とくぼんだコーナーで結ばれ、奥行きと空間を感じさせる。
常に進化を続けるダイナミックな空間
同ストアのインテリアは軽やかで現代的な魅力に溢れている。イタリア的美学と壮大な建築を思わせる赤のトラバーチン素材のフローリングに、セメントとカーペットを幾何学模様で交互に敷き詰めた。これによってコントラストが際立つ、ぬくもりのある空間を実現した。
また、照明のインスタレーションに合わせて、リズムを刻むパンチングメタル。照明は薄暗くしたり、スポットを当てたりと、刻一刻と変化する空間の表情に合わせて調光できるという。
内部に設えた金属製の階段、鏡、反射する表面は、光と屈折が不思議な世界を作り出し、建物と外部の境界を曖昧にぼやけさせる。
このように、屋内と屋外が絶え間なく対話することで、テラスは東京の街とアートが会話する場所になるそうだ。
商品にフォーカスするために作られた、同ストアの常に進化を続けるダイナミックな空間が、まったく新しいショッピング体験を提供する。
表参道を訪れた際には、「マックスマーラ」の新たなフラッグシップストアを覗いてみては。
マックスマーラ表参道店
所在地:東京都渋谷区神宮前5-2-5
公式サイト:https://jp.maxmara.com/
(角谷良平)
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