2022年11月11日 07:00
岩本ナオ氏の人気漫画を劇場アニメ化する「金の国 水の国」のテーマ曲(劇中歌)が、音楽を担当したエバン・コール(「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「鎌倉殿の13人」)が絶賛したアーティスト・琴音の歌う「Brand New World」に決定。同楽曲と、美しくファンタジックな世界をおさめた予告編(https://youtu.be/ZxYh-ezfyDk)もお披露目された。
原作は、2017年に「このマンガがすごい!(オンナ編)」で1位を獲得した話題のコミック。水以外何でも手に入る商業国家「金の国・アルハミト」と、豊かな水と緑に恵まれる「水の国・バイカリ」を舞台に、「金の国」のおっとり王女サーラと、「水の国」のお調子者な建築士ナランバヤルが、100年にわたり断絶が続く両国の思惑に巻き込まれ、偽りの夫婦を演じることに。ふたりはやがて恋に落ち、不器用な彼女たちの“優しい嘘”が国の未来を変えていく。賀来賢人がナランバヤル、浜辺美波がサーラの声を務めるほか、神谷浩史、沢城みゆき、戸田恵子、木村昴、茶風林、てらそままさき、銀河万丈ら豪華声優キャストが参加している。
予告編には、アニメーションスタジオのマッドハウスが手がけた、ふたつの国の壮大な景色を活写。「金の国」のおっとり王女サーラと、「水の国」の家族思いで貧しい建築士ナランバヤルが出会い、偽りの夫婦を演じるうちに惹かれ合っていくさまが切り取られている。しかし、ほほ笑ましい恋模様と対照的に、さまざまな陰謀がうごめき、2国間の国交に関わる壮大な物語が垣間見える。映像は、「いつでも、難しい方の道を選んでください」「お嬢さんは、二度と置いていかない」という意味深な言葉で締めくくられている。
映像の中盤では、琴音の優しい歌声にのせたテーマ曲「Brand New World」が流れる。テーマ曲アーティストに抜てきされた琴音は、オーディション番組で見出されて以来、数々のドラマや映画で主題歌を担当する新進気鋭のアーティスト。琴音は「関係者の方々から自分の歌声を良いと言ってくださっていた事を聞いて、凄く嬉しくなりましたし、何かお役に立てるならと頑張ろうと思いました」と意気込む。
コールも、琴音の歌声を絶賛。「歌声を聞いた瞬間、『この声だ!』と思ったのが琴音さんでしたし、監督やプロデューサーの意見もまったく同じで満場一致のオファーでした」と明かし、「これまでの琴音さんの曲も聞いたうえで、レコーディングではその想像も超えるほどにイメージにぴったりハマっていると確信しました」と、彼女の歌声を聞いたときの衝撃を語った。
「金の国 水の国」は、2023年1月27日に全国で公開される。琴音とコールのコメント(全文)は、以下の通り。
■琴音
今回このような温かい作品に参加する機会を頂き、大変光栄に思っています。
聡明なナランバヤルと大らかなサーラが紡ぐ時間は愛に溢れていて、私自身どこかナレーターになったような気持ちで歌っていました。また、そんなふたりに寄り添うオドンチメグとルクマンの健気さに胸打たれ、お陰様で無事猫派から両方派に転身することとなりました。他にも劇中ではなかなかにクセのあるキャラクターがたくさん登場しますが、皆自分なりの思い想いや何だかんだ憎みきれない可愛らしさがあり、一層朗らかな気持ちになりました。時に甘酸っぱい癒しとなり、時に力強い勇気となって見る人を包み込んでくれる物語です。是非劇場でそのパワーを体感してください。
■エバン・コール(音楽)
(映画について)
ふたつの国で異なる文化があるため、それぞれの国をイメージした楽器を使い分けました。そしてそれぞれのカラーが色濃く出るように作曲しました。この映画のキャラクターたちのように、国も境遇も違えどお互いを理解し、温かい気持ちが通いあう……現実世界もそうであるべきではないかと思います。皆さんがこの映画を見て、人同士がリスペクトしあって向き合う、人間らしさ溢れる優しさを感じていただけたらと思います。
(琴音について)
歌声を聞いた瞬間、「この声だ!」と思ったのが琴音さんでしたし、監督やプロデューサーの意見もまったく同じで満場一致のオファーでした。これまでの琴音さんの曲も聞いたうえで、レコーディングではその想像も超えるほどにイメージにぴったりハマっていると確信しました。表現力が素晴らしく、迫力がありつつも繊細で、感情が沸き上がるような歌い方もできる、とても素晴らしいアーティストです。
(映画.com速報)
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壮大な
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