最愛の妻を亡くした男性が壮大な旅に出る物語『君を想い、バスに乗る』より、監督のギリーズ・マッキノンと主演のティモシー・スポールのインタビュー映像と場面写真が公開された。
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特殊メイクなしで実年齢より30歳近く年老いた主人公・トム役のティモシーは、イタリアで開催されたバーリ国際映画祭にて最優秀主演男優賞を受賞。今回公開された映像では、そんなティモシーの役作りについて語られている。
「彼をどうやって80代に見せようか?」と真っ先に考えたというマッキノン監督。しかし、ヘアメイクアップアーティストのクリスティーン・カントの技術と、ティモシーの鋭い観察眼によって体現された演技によって、その疑念は払拭することができたそう。マッキノン監督は、「ロケ地に着いた頃は60代の顔だったのに、撮影時にはすっかり年配者の姿になっていて驚いた」と撮影をふり返る。
一方、ティモシーは「僕はもう60代だから多少は体が衰えてる。その衰えを強調すれば年配者に見せるのは可能だと思った」と笑い飛ばし、撮影期間中は綿密に話し合いを重ね、細かな役作りをして臨むことができ、お互いに良い現場だったと話している。
『君を想い、バスに乗る』は6月3日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。
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