甘い描写。淡い色合い。こういうのもお好きでしょ?
500年前から存在していたカメラレンズの基礎の基礎の基礎。それがピンホールレンズです。光を曲げる透明なレンズはなく、ほっそーい穴を通り抜けた光だけをセンサーに届けるため、とことん暗い。F値で表すとf:100とかいっちゃうくらいに暗い。それだけ絞りまくっているから手前にも奥にもピントがきている、でもシャープさはなく抽象画のようなスィートな描写でまとまる独特の描写性能を持つレンズです。
ただただ作るだけなら簡単。ボディキャップの中心に細い穴を穿てばいいだけだから。そんなプリミティブな構造のレンズにズーム機能をつけたのがThingyfyの「Pinhole Pro X」です。
直径0.05mmのドリルで開けたピンホールを前後に動かせるヘリコイドを組み込んだ、世にも珍しい焦点距離を変えられるピンホールズームレンズ。 一眼レフのキヤノンEFマウント、ニコンFマウント用はもともとバックフォーカスが長い(ピンホールとセンサーの距離が長い)ため焦点距離は40~60mm 。バックフォーカスが短いミラーレスのソニーEマウント、富士フイルムXマウント用のモデルは18~36mmの焦点距離となります。
プラスチックのボディキャップを使った自家製ピンホールレンズと違って、強固なアルミニウムボディが使われており、ベストサイズのUV、CPL、NDフィルターもセットされています。VHSテープに記録したかのような古めかしい動画や、最初期の写ルンですで撮って紙焼きした写真のような雰囲気を求めているみなさまにおすすめのレンズですよ。お値段は税込み2万2880円です。
Source: GLOTURE.JP
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