三井住友フィナンシャルグループの2020年7-9月期(第2四半期)の連結純利益は前年同期比15%減の1840億円だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で与信関係費用の悪化が響いた。
13日に開示された決算資料を基に算出した。4-9月期累計の純利益は前年同期比38%減の2701億円。期初に示した通期の純利益予想4000億円に対する進捗(しんちょく)率は68%だった。
7-9月期決算の主な内容(比較は前年同期比) |
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7-9月期の連結業務純益は前年同期比1.5%増の2898億円だった。外債トレーディングなどが好調に推移した。一方、4-9月期累計の与信関係費用は2002億円。今期計画の4500億円に対して45%の進捗(しんちょく)だった。
同日会見した太田純社長は、上期実績は金利低下局面を捉えた市場部門のオペレーションが他部門の「穴を補塡(ほてん)した」として「満足していない」と述べた。市場の利下げ効果は一服し、「巡航速度に戻る」とみられることから下期は慎重にみていると述べた。
また、政府などによる流動性供給により上期は与信費用が低水準にとどまったが、潜在リスクを抱えた顧客は多いとみており、下期以降に与信費用が膨らむ可能性を指摘した。
(会見の内容を追加するなどして記事を更新します)
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