ファーウェイのスマホで使用できる各種アプリ(北京、8日)
Photo: Ng Han Guan/Associated Press【香港】中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は、自社設計の基本ソフト(OS)の搭載が可能なスマートフォン(スマホ)を来年発売する。グーグルのOS「アンドロイド」がなくても消費者向け事業が成り立つことが実証されることになる。
ファーウェイのコンシューマーエレクトロニクス部門を率いるリチャード・ユー氏は10日、中国南部の東莞市で開催した年次開発者会議で、自社開発の「ハーモニーOS」を搭載したスマホの発売は同社にとって新たな一歩になると語った。
OSについては昨年すでに発表していたものの、実装されているのはスマホ以外の同社のスマート機器に限られている。年末までに、スマホ向けハーモニーOSのベータ版を中国のアプリ開発者が利用できるようにするという。
ユー氏によると、ハーモニーOSはいずれ他のスマホ事業者にも供給が可能になる。アンドロイドを搭載した機器を提供している中国のOPPO(オッポ、広東欧珀移動通信)、維沃(ビボ)、小米(シャオミ)などを念頭に置いた発言とみられる。
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