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Sunday, August 16, 2020

荒々しい原初の自然が残る場所 ロシア、カムチャツカ半島 - ナショナル ジオグラフィック日本版

カムチャツカ半島のクロノツキー自然保護区でサケを探すヒグマ。(PHOTOGRAPH BY IGOR SHPILENOK, NATURE PICTURE LIBRARY )

行くべき理由:環太平洋火山帯を体感しよう。

知っておきたいこと:ロシアの極東地域に位置する、親指の形をした広大な半島であるカムチャツカには、国内のほかの地域とつながる道路は存在しない。

 日本列島とアリューシャン列島の間の海に伸びる、全長約1250キロのカムチャツカは、リング・オブ・ファイアとも呼ばれる環太平洋火山帯の一部だ。信じがたいほど密集した多様な火山、地熱が生み出す景観、さらには野生動物などのおかげで、半島内の6つの地域が、「カムチャツカの火山群」として世界遺産に指定されている。

 野生動物(体重680キロ超のヒグマもいる)が豊富なカムチャツカは、荒々しい原初の自然が残る場所で、つい最近までは、ここを訪れるのは熱心な冒険家に限られていた。

 現在、半島の中心都市であり玄関口でもあるペトロパブロフスク・カムチャツキーで空港の拡張工事が進んでいるおかげで、同地域への旅は以前よりもいくらか楽になった。「56thパラレル」や「エクスプロア・カムチャツカ」などの旅行代理店が、数多くのツアーを提供しており、半島内の観光も以前より手軽になっている。火山ハイキング、ベアーウォッチング、ヘリスキー、リバーラフティングのほか、ツンドラトナカイの群れや、壮大なガイザーバレー(間欠泉の谷)を訪ねるツアーもある

おすすめの時期:8月~9月

こちらもおすすめ:「ナショナル ジオグラフィック・エクスペディション」は、クルーズ「ベーリング海横断:カトマイからカムチャツカへ」を提供している。

参考ギャラリー:いつか行きたい世界の旅先25(画像クリックでギャラリーページへ)

テルチ(チェコ) 5/25
PHOTOGRAPH BY KAPRIK, ALAMY STOCK PHOTO

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※「いつか行きたい世界の旅先25」ほか、旅の記事は「旅・文化の記事一覧」でまとめてご覧いただけます。

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