日々刻々と変わる状況の情報を追ってばかりいると、本質を見失うことがある。時間をかけた読書を、冷静さを取り戻すきっかけにしたい。
◆物流支えるために
□『トラックドライバーにも言わせて』橋本愛喜著(新潮新書・760円+税)
トラックの運転手が、ハンドルに足を乗せて休憩しているのを見かけることがある。これには、やむにやまれぬ事情があるという。そんなトラックドライバーの内情を明らかにする。
著者は、やむなく父親の経営する工場を継ぐことになり、女性ながら大型トラックのドライバーを経験したフリーライターである。
ドライバーがハンドルに足を乗せて休憩するのは、荷主の都合などで目的地に到着しても不規則な「待ち」の時間が発生するから。過酷な労働ゆえに車内で横になれば熟睡してしまう。そこで居眠りしても起きられるように不安定な姿勢で休んでいるのだ。
過酷であるために人が集まらない。すると人手不足になり余計に仕事量が増えるという、負のスパイラルが発生しているのだ。
物流を支えるトラックドライバーだけに、多くの人が実情を理解し、効率的に仕事ができるシステムを構築する必要があるだろう。
◆「3階建て」改革
□『御社の新規事業はなぜ失敗するのか?』田所雅之著(光文社新書・840円+税)
日本の企業の多くは、イノベーションを起こさなければ生き残れないとは認識しているだろう。しかし、実際に新規事業を起こすのはハードルが高いと感じているのではないか。
本書が提唱するのは「3階建て組織」という組織構造の改革。目的が異なる部署を同じように運営するのではなく、目的ごとに3層に部署を分け、評価基準などを変えるべきとする。
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April 18, 2020 at 07:30PM
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