2019年の年末、家族で豪州(クイーンズランド州のブリスベンとゴールドコースト)を訪問しました。ここでは主に滞在したゴールドコーストの様子をご紹介します。
到着するまで
成田からゴールドコーストまではジェットスター航空で約9時間。時差は日本より1時間進んでいるだけで、21時頃出発して機内で寝ている間に運ばれ、目覚めたら現地時間朝7時頃に到着という、体にも優しい目的地です。
到着直後ににわか雨の歓迎を受けたこと以外、1週間弱の滞在期間中は良好な天気に恵まれました。現地では夏といっても気温は30℃前後で湿度もそれほど高くないため、日本の夏の感覚からすると極めて快適に感じます。
ゴールドコースト空港は市の南部、ニューサウスウェールズ州との州境に位置しています。滑走路の北側半分がクイーンズランド州、南側半分はニューサウスウェールズ州という具合です。ボーディングブリッジがなく、タラップで降りてターミナルに入っていく懐かしい感じのする空港(写真1、2)ですが、今まさに拡張工事の最中とのこと。来年半ばには新たなターミナルが完成予定とのことで、この雰囲気を味わえるのは今のうちだけになりそうです。
空港から市の中心地であるサーファーズパラダイスまではほぼ一本道で、車やバスで30分程度の距離。車道は左側通行で日本と同じなので、日本人なら運転しやすいと思います。クリスマス翌日の早朝、まだほとんど活動し始めていない街の様子(写真3、4)は、クリスマスがとても充実していたのだろうと想像させてくれました。
豪州的なシーン
さて、ここからいくつか、ゴールドコーストならでは、豪州ならではと思えるシーンをご紹介します。
ゴールドコーストの東部はその名のとおり海に面しており、60km弱の海岸線が続いています。それを見渡すには豪州の中で最も高いQ1タワーの77階にあるスカイポイント展望台からの眺望がお勧めです(写真5、6)。海岸線がはるか先まで続き、空へとつながっていく景色を見ていると心洗われる感じになります。海岸の砂もパウダー状のきめ細かな砂で、素足で歩いても痛みを感じることはまったくありません。海岸に沿って駐輪場や駐車場が整備されているほか、空いていれば無料で誰でも使えるバーベキューの設備などもあり、海を様々に楽しめるように街づくりされていることが感じられます。
数は減ってきているとのことですが、市内中心部では公衆電話をいくつも見かけました(写真7、8)。いずれもTelstraの提供。残念ながら誰かが使っている瞬間には立ち会えなかったものの、有料Wi-FiサービスであるTelstra Airのアクセスポイントとして、周辺が5Gのカバーエリアになることを示す告知板として存在感がありました。最近の”Smart Payphone”と呼ばれるタイプの公衆電話はSMS(テキストメッセージ)を送信できるとのことで、一体いつ誰が使うのだろうと率直に思う一方、(忘れていなければ)次回試してみようと思います。
ショッピングモールの中にはVodafoneショップ(写真9、10)がありました。シンプルなアクセサリー販売のほか紛失や盗難への備えを含むデバイスプロテクションをメインで訴求しているのが特徴的で、端末ではPixel4を前面に売り出していました。接客は日本の店舗に比べて随分カジュアルな印象。この肩肘張らない感じが豪州っぽいと感じた次第です。
時間が許せば、熱気球による空の旅もお勧めです(写真11、12)。高所からの写真や映像自体はドローンで撮影できるようになっていますが、バーナーの熱や上空の風を感じつつ、上空からの景色を直に楽しむ乗り物として観光客のみならず地元の人たちにも熱気球は根強い人気があるとのこと。市内から車で1時間弱くらい内陸に入ったところに熱気球の乗り場があり、かなりの早起きが必要ですが、その価値はあると思います。
生活しようと思うと
昨年9月頃から盛んに燃え続け深刻化していた森林火災ですが、消防士たちの尽力や恵みの雨の効果もあって、今年2月10日にようやく治まったそうです。たまたまゴールドコーストの辺りはその影響もほぼなく、気にする人もほとんどいないといった状況でした。
そうかと思うと、ColesやWoolworthsといった地元のスーパーマーケットでは、エコバッグを当然のように使用する人々が多く、環境への意識は総じて高そうで、レジ袋を都度もらう(購入する)のはプラスチック消費につながり、あまりクールではないという感覚が共有されていそうな感じがありました。郷に入っては郷に従えということで、私もエコバッグを購入し、滞在中は使うことにしました。
現地で生活している日本人の方に伺うと、住みやすくていいところとのこと。ゴールドコーストは世界の富裕層が好む人気都市の一つだそうで、中心部の水路沿いには億円単位の豪邸が立ち並んでいましたが、それは別世界の話としても、少し内陸に入っていくと手が届きそうな物件もあるとのことです。検証はできていませんが。
ただ、タバコを吸われる人にとっては厳しい環境です。日本のようにタバコを店頭に並べてはおらず、扱っているかどうかを尋ねて棚から出してもらうのですが、店員が人気のタバコ銘柄であると勧めるJPS Blueを1つ買おうとしたら、なんと35ドル(約2,700円、1本135円)でした。ここまできて「やはり要りません」とは言い出せず、購入しましたが、パッケージデザインも強烈なため、それを機にタバコを諦めるのにはちょうどよいのかもしれません。
コアラやカンガルー、羊といった動物たちを間近で見られ、海や牧場など大自然を感じられる豪州・ゴールドコーストは、タバコのことなど差し引いても住んでみたくなる街でした。ここでは伝えきれていない魅力がまだまだたくさんあります。これをお読みいただいている皆様の目的地の一つにぜひ加えていただき、機会があれば実際に体感していただきたいと思います。お勧めです。
※この記事は会員サービス「InfoCom T&S」より一部無料で公開しているものです。
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March 12, 2020 at 07:13PM
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