上白石萌音、深津絵里、川栄李奈の3人がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土、総合・午前8時~ほか、土曜は一週間の振り返り)が8日、最終回を迎えた。第1回から最終回を通して張られた壮大な伏線の回収に衝撃が走り、視聴者を感嘆させた。
前日の第111回では、ひなたがラジオ英語講座の講師を、ウィリアム・ローレンス(城田優)と一緒に務める様子が冒頭で描かれていた。最終回である第112回はその続きから始まり、英語で「これはある家族の100年の物語です」と話すローレンスに笑顔で頷くひなたが「レッスン112」と発言。本作自体が、ひなたのラジオ英語講座の教材として語られていたことが明らかになった。
これには視聴者も驚き。「最初からひなたのラジオ番組だったのか!」「ずっとひなたのラジオだったなんて!」「完璧な伏線回収」「ぞわっとした」「思いもしなかった」とネット上には嬉しい悲鳴があがった。
最後の最後には、城田演じるローレンスが、ひなたの初恋の相手で英語を学ぶ最初のきっかけとなった人物、ビリーであることも明らかに。ひなたの笑顔に包まれて大団円を迎えた。
「カムカムエヴリバディ」は、2007年後期の朝ドラ「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀によるオリジナル作品。昭和から令和にかけて、ラジオ英語講座と共に歩んだ母娘100年の家族の物語が描かれた。4月11日からは、黒島結菜がヒロインを務める連続テレビ小説第106作「ちむどんどん」の放送がスタートする。(清水一)
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