『ゼノギアス』の開発者・高橋哲哉氏によるスペースオペラ、『ゼノサーガ』シリーズの1作目
いまから20年前の2002年(平成14年)2月28日は、プレイステーション2用ソフトの『ゼノサーガ エピソードI 力への意志』が発売された日。
スクウェア(当時)で『ゼノギアス』を制作した高橋哲哉さんのチームがスクウェアを退社後、ナムコ(当時)の出資でモノリスソフトを設立。『ゼノサーガ エピソードI 力への意志』は、そのモノリスソフトの1作目となります。発表されたときは「高橋哲哉さんが“ゼノ”の名称が付いた新作タイトルをPS2で出すの!? しかもナムコから!?」とめちゃくちゃ驚きました。
『ゼノギアス』は、もともと『スター・ウォーズ』のような壮大なストーリーで、全6エピソードの構想がありました(ちなみに『ゼノギアス』はラストにエピソード5と出てきます)。『ゼノサーガ』はこのうちエピソード1として考えられていたものを再構築した作品になります。
あくまで設定を再構築したものでパラレルワールド。直接的な関係はありません。まぁでも、高橋さん作品のファンとしてはワクワクしないわけがなかった……! キャラクターデザインを田中久仁彦さん、音楽を光田康典さんが続投しているところもとてもうれしかったです。
ゲームは人類が宇宙に進出して数千年が経過した未来が舞台。主人公で技術者のシオン・ウヅキと、彼女が開発した戦闘アンドロイド・KOS-MOS(コスモス)が謎の敵勢力グノーシスと戦う姿が描かれます。兵器であるKOS-MOSは冷徹で無表情なキャラクターですが、ギャグシーンでは意外な一面を見せることもあってかわいかったです。
パーティーも個性豊かで、すべてが謎に包まれたケイオス、戦闘用サイボーグのジギー、汎観測レアリエン(合成人間)のM.O.M.O.、能力で自身の成長を止めたため幼い外見をしている博識のJr.と、いいキャラクターばかりでした。
ストーリーはムービーで展開する場面も多いですが、キャラクターの動きやカメラワークの完成度が高く、世界に没入できました。
バトルはターン制で、物理攻撃とエーテル攻撃が存在し、敵に合わせて使い分けるのが重要。各キャラクターは必殺技を持っており、こちらは派手な演出も見どころでした。また、KOS-MOSとジギー以外はロボットのA.G.W.S(エイグス)に乗り込んで戦うこともできました。
2006年3月30日にはニンテンドーDSで『エピソードI』と『エピソードII』を1本の物語にまとめた『ゼノサーガI・II』が発売。オリジナルのように派手なムービーはないですが、システムは親切でロードも早く遊びやすかったです。『II』はシナリオ部分も大きく改良されていました。
現行機では遊べないのでPS2本体を用意する必要がありますが、『ゼノブレイド』シリーズで“ゼノ”を知った人にもぜひ遊んでみてもらいたいなーと思う作品です! そのときはファンディスクの『ゼノサーガ フリークス』もいっしょにぜひ。女性キャラクターたちが歌う“ふたりのぜのぴったん”や、猫耳で語尾が「にゃん」になっちゃうKOS-MOSは必見ですよ!
ゼノサーガをAmazonで検索からの記事と詳細 ( 『ゼノサーガ』が発売20周年。モノリスソフトの1作目で、鬼才・高橋哲哉氏が紡ぐ壮大なSFストーリーが魅力【今日は何の日?】 - ファミ通.com )
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壮大な
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