(CNN) 約35年にわたって机の引き出しの中で忘れられていた未開封の任天堂のゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」がこのほど競売にかけられ、66万ドル(約7300万円)で落札された。
競売を行ったヘリテージ・オークションズによれば、ゲームソフトの落札額としては史上最高だという。
今回競売にかけられたゲームソフトは、家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」の米国版「ニンテンドーエンターテインメントシステム(NES)」向け。1986年にクリスマスのプレゼント用に購入されたものだったが、今年に入って出品者が発見するまで手付かずだった。
匿名の出品者によれば、ゲームソフトは購入した日からずっとオフィスの机の底に眠っていたという。
未開封のゲームソフトはコレクター向けサイト「WataGames」の専門家によって査定され、「9.6/A+」の等級がつけられた。競売に出品されたもので専門家が等級をつけたものとしては最も状態が良いものだという。
今回のゲームソフトはステッカーシールではなく収縮包装された初期のものだった。特にこのバージョンのものは最初に1986年に発売されたが、任天堂が1987年初めに包装を変更したため、販売された数も比較的少数だったという。
ゲームソフトが高額で落札されたのは今回が初めてではない。
1987年のゲームソフト「ロックマン」は14万4000ドルで落札された。1987年の「マイクタイソン・パンチアウト!!」は10万2000ドルの値が付いた。
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