楽器版CES、スタートです。
オンライン開催と相成った世界最大の楽器見本市NAMM Show 2021。2021年1月18日(月)から開幕し、世界中の楽器メーカーが自社サイトなどで新製品を発表しています。新しい楽器が生まれるこの時期、良いよね。とても良いよね。
去年末にクールなシンセを発表したKORG(コルグ)も、新製品を投入。どれもカッチョいいです。欲しいです。欲しさしかないです。
デジタル資産から生まれた、小さなモンスター
KORG初のデジタルシンセ「DW-6000」の後継機である「DW-8000」を現代にブラッシュアップしたのが、この「modwave」。なんといっても左上に鎮座するKaoss Padエリア、気になりますねぇ。
minilogueから続くスタイリッシュな筐体に、今回はデジタルの魔法を詰め込みました。DWシリーズをベースに、豊富なウェーブテーブルオシレーターやフィルター、モジュレーションなどを搭載。
目玉要素は左上のKaoss Physicsと、新しくなったモーション・シーケンシング2.0です。Kaoss PhysicsはKORGおなじみのKaoss Padに、変調可能な物理学要素を追加。ボールが跳ね返ったり表面を転がったりするような起動をモデリングできます。XY軸アソビが捗るでよ。
2021年6月発売予定ですが、この世界情勢ゆえ変更の可能性もあるとのこと。価格は未定です。パネルデザインのウェイブ模様もなんだか深淵だし、こいつぁ沼い操作感な予感。Kaoss Physicsの単体発売とか、期待しなくなくもないのよ?
原点にして到達点。This is アナログ
「modwave」だけでもワクワクがすごいのに、今年のKORGは復刻も目白押しです。1973年にKORGが初めて量産したモノフォニックシンセ「miniKORG 700」を復刻(厳密には翌年発売の改良版miniKORG 700 Sを復刻)させた、「miniKORG 700 FS」が限定生産で登場!
オリジナルの設計者である三枝文夫さんからのアドバイスを受け、回路図に描かれていない部分まで継承したという、本当の意味での復刻版。その音の太さ、印象の強さは、令和の時代においても色褪せることはないでしょう。三枝文夫さんはジミ・ヘンドリックスが愛用していたエフェクター「Uni-Vibe」の設計者でも世界的に有名なお方です。
特徴的なトラベラー・コントローラーを再現しつつ、オリジナルに加えたかったというエフェクター類やジョイスティック、鍵盤のアフタータッチ、アルペジエーター、豊富な端子類などを追加。見た目はレトロでも、接続性や操作性は現代っ子に劣ることなし。
2021年6月発売予定で、こちらも遅れる可能性あり。価格は未定。数量限定生産なので、ビビっと来た人はKORGの最新ニュースを要チェックです。もちろん専用ハードケース付き。
レジェンド機、小さくしてみました
およそ1年前に数量限定発売され、またたく間に完売となった「ARP 2600 FS」。フルサイズでの復刻も最高でしたが、今回の「ARP 2600 M」は約60%ほどコンパクトになって復刻しました。小さい、すなわち置きやすい。すなわち買いやすい。
「ARP 2600 FS」と同じ電子部品を使用し、すべて国内で製造。コンパクト化に伴いスプリングリバーブは再設計されています。サイズ感は37鍵のmicro KEYよりわずかに横幅短いくらい。どこに置いても可愛らしく、そしてパワフルなヤツですよ。
2021年9月発売予定、価格は未定。フルサイズ復刻同様、こちらも即完な予感がプンプンです。アイコニックなあのサウンドを、アイコンのようなサイズ感で愛でる欲求を叶えちゃいましょうよ。
ソロにもバンド練習にも良さげなシンク・メトロノーム
小粒ですが、グループメトロノーム「GM-1」もなかなか面白そう。なんとイヤホンのように耳に挿して使うメトロなのです。これなら大音量で鳴る環境でもしっかりクリックが聞こえるし、テンポを確認しながら動き回れますね。
複数台でのテンポ同期が可能なので、例えばバンドメンバー全員が「GM-1」のクリックを聞きながら練習するなんてことも簡単。変拍子や連符にも対応し、複雑な曲でのテンポキープにも一役買ってくれます。
2021年7月発売予定で、価格は未定。せっかくのステイホームだもの、あえてじっくり基礎から鍛えていくのも一興です。電子メトロ、吹奏楽のころはよく使ってたなぁ。
からの記事と詳細 ( 進化&復刻! NAMM合わせでKORGが新製品をどどんと発表 - GIZMODO JAPAN )
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科学&テクノロジー
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