Chromebookの高性能化が止まらない!
安くても使えるという触れ込みで、Chromebookには3万円を切る価格帯にて続々と新モデルが出ていた時代もありました。もちろん、いまもコストパフォーマンスに優れたChromebookが多数あるものの、このところ目指されているのはスペック面でも遜色なく、本当にバリバリと使えるモデルなのかもしれません。
このほどAcerは、同社初のAMD製CPU「Ryzen 3000 C-Series」プロセッサを搭載したChromebookとなる「Spin 514」を発表。昨年9月にAMDは、これまでのA6やA4プロセッサに代わる、高性能なChromebook向けの新CPUとしてRyzen 3000 C-Seriesをリリースしていました。ついにAcerから、待望の新モデルが登場した形となります。
強化型のアルミニウムシャーシは、高さ4フィート(約1.2m)から落下させても壊れない、軍用レベルの耐久性を備えるとされています。中身も強力で、もっともハイエンドモデルの「Enterprise Spin 514」は、CPUに「Ryzen 7 3700C」を採用。最大4.0GHzの動作クロック数を誇り、4コア・8スレッド・キャッシュ6MBという性能で、Radeon GPUは10コアを備えています。最大16GBのRAMに256GBのストレージを選択可能と、なんだかWindowsマシンとしてもそのパワフルなスペックに惹かれてしまいそうなレベルでしょうか?
エントリーモデルは「Ryzen 5 3500C」プロセッサを採用していますが、いずれもAcerのラインナップで、Chromebookとして初めての「Zen」アーキテクチャを装備するモデルになることに変わりはありません。すでにRyzen 3000 C-Seriesに関しては、大幅なベンチマークスコアの向上がリリース時から明らかにされてきましたから、実際にマシンの形になったSpin 514で体感するならば、あのM1チップで爆速になったと話題のMacBookシリーズに匹敵するスピードを味わえてしまったりするのやも~。
なお、360度ヒンジの2-in-1デザインとなっているため、タブレットのように使用することも可能。1920×1080ピクセルの解像度の14インチIPSタッチスクリーンは、ゴリラガラスでカバーされていますよ。
キーボードはバックライト対応で、Bluetooth 5やデュアルステレオスピーカー、デュアルマイクにHDウェブカメラなど、ビデオ会議を含むリモートワーク環境でもそのまま使えそうな仕上がりです。ただし、今年のCES 2021においては最新のWi-Fi 6に対応するノートPCが標準となっている風潮ですが、Spin 514はWi-Fi 5までのサポートとなっています。
ポート類もそろっており、USB Type-Cポートが2個、microSDカードリーダーが標準装備なほか、HDMIポートをオプションで選択できるようですね。
スリムベゼルのデザインも美しく、ベゼルの幅は6.1mmにまで抑えられています。ただ、それでもボディに占めるスクリーンの割合(画面占有率)は78%と、もうひと頑張りしてほしかったところ。
Chromebookのよいところは、Chrome OSで豊富なAndroidアプリを使えるようになっているところ。くわえてSpin 514ではGoogleアシスタントにも対応しているので、音声コマンドでの操作もスムーズにできそうですよね。
北米での発売は2月で、日本円にして5万円前後の480ドルから発売されます。一方もっともハイエンドとなるEnterprise Spin 514は、3月に780ドル(約8万1000円)で販売される予定で、この値段でこのスペックのマシンが手に入るのはお得感が高いかもしれませんよ。
からの記事と詳細 ( まるで爆速M1に匹敵? Acerから初のRyzen搭載Chromebookが登場 - GIZMODO JAPAN )
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