探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウで最大1センチ近くの石も採取していたことが分かった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が24日、発表した。地下の物質採取に挑んだ2回目の着地時の試料を確認して判明した。
はやぶさ2が2回目の着地で採取した小惑星リュウグウの試料。人工の金属片のような物質(左上)も入っていた(JAXA提供)
2回目の着地で採取した試料を入れる容器を21日、開封したところ、1センチ近い黒い石が大量に入っていた。既に判明している1回目の着地時の試料が数ミリだったのと比べ、明らかに大きいという。
2回目の着地では、地下の物質を露出させるため人工クレーターを作製した。画像の分析から、作製した場所の岩盤は硬かったとみられ、そのため大きな破片が生じた可能性があるとみている。採取した試料が地下の物質かどうかは今後、詳しく分析する。
試料容器には、アルミニウムの金属片のような人工物とみられる物質も混ざっていた。着地時や試料採取時に、機体から外れるなどした部品の可能性があり、想定の範囲内で試料への影響はないとみている。
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