ホームセンター大手の島忠が、家具大手のニトリホールディングスによる株式公開買い付け(TOB)の提案を受け入れる方針を固めた。島忠はホームセンター大手DCMホールディングスのTOBに賛同していたが、より高値での買い付けを名乗り出たニトリの提案を一転して受け入れる異例の展開だ。
関係者によると、島忠は13日、特別委員会と取締役会を開催。ニトリの提案の受け入れを正式に決める。
ニトリは近く、島忠の完全子会社化をめざしてTOBを始める見通し。島忠の受け入れによって、ニトリは敵対的なTOBの形になることを避けられる。
島忠をめぐっては、ニトリとDCMの争奪戦になっている。
DCMは1株あたり4200円で買い付けを進めている。ニトリは、これより3割高い5500円での買い付け方針を公表。島忠の対応が焦点になっていた。
DCMによる買い付けは10月5日に始まり、週明け11月16日までを予定する。DCMが買い付け価格を引き上げるのか、16日までの期限を延ばすのか、注目される。DCMの広報は13日の取材に対し「現段階ではコメントは差し控える」としている。(中島嘉克)
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