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Tuesday, August 11, 2020

小松菜奈、3度目の共演の菅田将暉は「良いお父さんになりそう」 - フジテレビュー!!

男女のめぐり逢いの奇跡を描いた映画「糸」の完成報告会が8月11日(火)に都内で行われ、W主演を務めた菅田将暉と小松菜奈、そして瀬々敬久監督が登壇した。

同作は、国民的人気曲となった中島みゆきの「糸」(平成10年リリース)から生まれたラブストーリー。糸を人に見立て、男女の出逢いの奇跡と絆の大切さを歌った楽曲を基に、北海道・東京・沖縄・シンガポールを舞台に、平成元年に生まれた男女2人が平成の31年間での中で出逢い、別れ、そして再びめぐり遭うまでの18年間の物語を壮大なスケールで描く。

主人公の男女は、これが3度目の共演となる菅田将暉と小松菜奈。厳しい運命を受け入れながらもひたむきに生きる2人を瑞々しく演じる。そして、榮倉奈々、斎藤工、山本美月、倍賞美津子、成田凌、二階堂ふみ、高杉真宙など、豪華な俳優陣が脇を固める。

菅田将暉
北海道で生まれ育ち地元のチーズ工房で働く主人公・高橋漣(たかはし・れん)を演じた菅田将暉

当初は4月の公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、公開が延期。4ヵ月を経てようやく公開が決定したことについて菅田は、「舞台挨拶がすごく久々で、緊張しますが、ありがたい気持ちでいっぱい」と率直な感想を明かした。

小松奈菜
漣が13歳で出逢った初恋の相手・園田葵(そのだ・あおい)を演じた小松奈菜

小松は「改めて人と人との繋がりで仕事をしているんだな」と、自身の仕事について考えた日々だったと語り、「人とのコミュニケーションが恋しくなる時間だった」とコメント。

瀬々監督は「こういう大変な時代だからこそ人と人との縁の大切さ、繋がりの素晴らしさが伝わればいいなと思うし、今だからこそ観て欲しい映画です」と熱く語った。

瀬々敬久監督
「人と人が繋がる場所、安全対策がなされた映画館でぜひ観て欲しい」と瀬々敬久監督

平成の30年間に渡って人と人の出逢い・縁について描いた映画のテーマについて菅田は、「人との出逢いは幸せなだけでないし、綺麗事だけではない映画になったことは良かった」と言葉を選びながら語り、小松は「人と人との繋がりの大切さを改めて感じる」と振り返った。

瀬々監督「2人はツーカーな感じ」

菅田と小松は3度目の共演ということで、現場での2人の様子を聞かれた瀬々監督は「ツーカーな感じではあるけれど、演技が始まったら慣れ合いにならないように『2人で新しいところに行きたい』みたいな芝居作りを目指しているところが素晴らしいなと思った」と語った。

“ツーカー”と関係を称された菅田は、「幼少期の思い出ありきの関係性の役なので、『はじめまして』の相手でなくて良かった」とお互いの役どころについて語り、「過去作ではお互いに中学生を演じたり、首を絞め合ったり、顔面に唾を吐きかけあったり…そういう思い出が効いてきたのかな」と、これまでの共演経験の深さを語り会場を笑いで包んだ。

3度にわたる小松との共演経験を笑顔で語る菅田将暉
3度にわたる小松との共演経験を笑顔で語る菅田将暉

一方、小松は「今までは作品としては激しい作品が多く、共演してきて長いので、今回もご一緒できてうれしかったです」と笑顔を見せた。

お互いに感じた成長・変化を聞かれた菅田は、「差し入れをすごくするようになった」と主役としての周囲へのケアも含めて「デキる」と小松を褒めた。逆に「そんなに変わったと感じた部分はないけど、父親の顔をしていた」と初めて父親役を演じた菅田について「良いお父さんになりそう」と菅田の新たな一面を明かした。

いろいろな作品を通しての2人の変化について語る小松菜奈
いろいろな作品を通しての2人の変化について語る小松菜奈

「糸」は、8月21日(金)より全国東宝系にて全国公開。
詳細は公式サイトへ。

(C)映画『糸』製作委員会

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