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Wednesday, July 8, 2020

【都会女性の失恋を癒やすのは壮大な自然と…】『ヴァージン・リバー』レビュー (2020年7月6日) - エキサイトニュース - エキサイトニュース

都会女性の失恋の傷を癒やすのは、壮大な自然と新たな恋の予感?『ヴァージン・リバー』が面白かったのでレビュー。簡単な感想とあらすじ、注目してほしい部分などをまとめました。大きな出来事が起こらないからこそ、どうやって視聴者を離さないようにするのかも見どころ。

こんな人にオススメ!

・自然が大好き・過度な性的/暴力シーンが苦手・ドラマ『ギルモア・ガールズ』や『This Is Us』が好き・忙しい中でもゆっくりドラマを観進めたい・心が穏やかになるロマンスや人間物語が好き

あらすじ

失恋した都会の女性メリンダ・マローン(通称:メル)が田舎町の「ヴァージン・リバー」で看護師として働くのですが、田舎の人たちの「常識」に戸惑いながらも受け入れ合っていく話。失恋の傷を癒やすのは、新たな恋の予感(?)と壮大な自然。

感想

お話はゆっくり進んで、大きな出来事がたくさん起きる感じはありません。だけどエピソードの最後には気になる展開が残されて、つい続きを観てしまうのです。大きな出来事がないからこそ、視聴者を飽きさせずにどんな展開を見せるのかが気になります。ジャンルは「ロマンスドラマ」ですが、落ち着いた大人がゆっくり相手に向き合っていくような感じです。田舎の生活と同じように、このドラマも穏やかにのんびり進んでいきます。ちゃんと話も丁寧に構成されて、人間関係の繋がりと深めていくのも見どころ。スピード感が欲しい人には物足りないドラマかもしれないですが、慣れるとこういうドラマも悪くないな、って思います。

アメリカの大手レビューサイト「Rotten Tomatoes」の評価は、78%。「悪くはないけどめちゃ面白いってわけでもない」、まずまずの評価です。もう一つの人気レビューサイト「IMDb」での★評価は、10のうち7。こちらも普通よりも上の評価です。

忙しい人も気軽に観られるドラマ

ネットフリックスドラマですが、原作は小説からです。ドラマは1シーズン10話で構成されています。シーズン2も10話構成で、今年放送予定。2019年にシーズン2を撮り終えているみたいなので、コロナウイルスの関係で延期になることもないかと思います。1シーズンが短くて1話50分くらいなので、忙しい人でもすぐに観終えることができます。犯罪ドラマみたいにスピード感がないため、寝不足にならずにゆっくり観ていけるのもこのドラマの良いところ。

主人公は『This Is Us』にも出演した女優さん

【都会女性の失恋を癒やすのは壮大な自然と…】『ヴァージン・リバー』レビュー

THIS IS US -- "Strangers: Part Two" Episode 418 -- Pictured: Alexandra Breckenridge as Sophie -- (Photo by: Ron Batzdorff/NBC/NBCU Phoot Bank)

主人公は、『This Is Us』でソフィ演じるアレクサンドラ・ブレッケンリッジ。筆者はこの人が大好きなんです。笑顔が可愛いのと、飾らない雰囲気に好感を持っています。『アメリカン・ホラー・ストーリー』や『ウォーキング・デッド』で、彼女が出演しているのも見ましたが、役によって個性を変えるのが上手。演技力があるので見入ってしまいます。

『This Is Us』のソフィも看護師なのですが、『ヴァージン・リバー』でもメル(アレクサンドラ)は看護師。途中で「ケヴィンと出会う前のソフィの話?!」って考えてしまいました。アレクサンドラは今後も『This Is Us』に出演する予定ではありますが、今はこの主演ドラマに忙しい様子。なので、ソフィを見ることができるのはもう少し先か、たまに出てくるのを見るくらいかもしれません。

こちらの俳優さんも『This Is Us』に出演

メルの上司で頑固な医者のヴァーノン。最初メルを助けてくれたのですが、彼女が失礼なことを言ったため、しばらく看護師として雇ってもらえませんでした。この医者とメルが、どうやって信頼関係を築いて仲良くしていくのかも見どころです。

【都会女性の失恋を癒やすのは壮大な自然と…】『ヴァージン・リバー』レビュー

THIS IS US -- "Strangers" Episode 401 -- Pictured: (l-r) Tim Matheson as Dave, Milo Ventimiglia as Jack -- (Photo by: Ron Batzdorff/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images via Getty Images)

演じているのは、ティム・マシスン。彼も『This Is Us』で、レベッカの父を演じています。どちらも厳しい性格の役なんですが、笑顔がとてもチャーミングで優しそう。ティムは現在72歳で、芸歴は59年!13歳から俳優をしていて、これまでにたくさんの映画やドラマに登場しているベテラン俳優。ディレクターや声優もやっています。

都会暮らしのメルにとって、田舎は驚きがいっぱい!

都会に住んでいたメルにしたら、田舎では驚きがたくさん。家の周りにはコンビニもショッピングモールもない。あるのはレストラン兼バーでした。そこのオーナーのジャックがメルに優しい。下心があるというよりも、お世話好きの紳士なカッコいいおじさんって感じです。田舎暮らしの出だしは好調ではないけど、ジャックの優しさに救われるメル。

ジャックはメルに田舎の良さを体験してもらおうとしたり、彼女が住むボロボロのログハウスを改装しようとしたりします。田舎ならではの人の良さがあるジャック。そんな彼の優しさに触れて、後々恋に落ちるのだと思うのですが、今の彼女の心を占めているのは前の婚約者。別れた背景、ジャックとの今後の関係なども気になります。

ジャックを演じるのは、マーティン・ヘンダーソン

ジャックを演じるのは、マーティン・ヘンダーソン。『ウォーキング・デッド』でガバナー役をしていた俳優さんに似ていますね。マーティンは、『グレイズアナトミー』で医者のネイサン・リッグス役をしていました。カッコいい。渋くて紳士なオジ様が好きな筆者にはたまりません。メルを演じるアレクサンドラとマーティンの年齢が結構離れているのかと調べてると、7歳しか変わりませんでした。38歳のアレクサンドラですが、もっと若く見えます。

田舎あるあるに共感

田舎特有なのですが、狭い街だから噂はすぐ広がるけどみんな優しい。ドラマの中でも「ネットは遅いけど、噂は早い」に、筆者も田舎で生まれ育ったので共感しました。国が違えど、田舎はどこも同じなんだな~と思います。田舎は、いい意味で裏表がないのも特徴。

自然の美しさに癒やされる!

圧巻されたのは、「ヴァージン・リバー」の景色と自然。テレビ画面を通してなのに、その自然の美しさに目を奪われてしまいます。都会とはまた違った贅沢さがあります。川が透き通って、太陽が反射して水がキラキラしているのも美しい。遮るものがないから、空も広くて空気が澄んでいるのが分かります。嫌なことも、辛いことも忘れて、ただ目の前に景色に言葉を失います。主人公のメルが、田舎をちょっと好きになった瞬間だったのではないかと思いました。

壮大な自然はカナダのバンクーバーで撮影された

この「ヴァージン・リバー」は架空の街ですが、撮影場所はカナダのバンクーバーです。他にも、カナダのブリティッシュコロンビア州のボウエンアイランドにあるスナッグ・コーブやニューウェストミンスター、スコーミッシュ、アガシー、ポートコキットラムでも撮影が行われたそうです。今度どこかの記事で、このドラマの撮影スポット情報をもっと詳しくまとめたいと考えています。

さいごに

アレクサンドラが出ているから気になっていたドラマで、観て良かったと思いました。ロマンスやゆっくり進むドラマは苦手だったんですが、このドラマは目にも心にも優しいから落ち着いて観ることができます。気になった方はぜひ、観てみて下さい。百聞は一見にしかず、です。

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July 06, 2020 at 05:00AM
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