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Wednesday, April 15, 2020

位置情報ゲーム GOからINへ コロナ対応で改良、新機軸に期待 - 日本経済新聞

NIKKEI MJ

新型コロナウイルス対策の外出自粛要請が「ポケモンGO」や「ドラゴンクエストウォーク(DQウォーク)」といった位置情報ゲームの存在意義を揺さぶっている。スマホを持って外に出て遊ぶゲームが「家の中(ステイホーム)」へ。仕様変更はゲームをどう変えたのか。

DQウォークで目的地を自分の近くに集めた状態。無料配布のアイテムで外に出る必要はなくなった

DQウォークで目的地を自分の近くに集めた状態。無料配布のアイテムで外に出る必要はなくなった

ポケモンGOや「ハリー・ポッター:魔法同盟」といった人気作を生み出した米ナイアンティックのジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)。3月30日のブログで「DNAを屋内でのプレーにも導入できる」と宣言し、新型コロナの対応策を発表した。ポケモンGOでは「自宅の掃除や屋内での運動」をゲーム内での歩数に反映。ポケモンを捕まえるアイテム「モンスターボール」を外に出歩かなくても入手しやすくした。

外を歩いて移動することがゲームの進行につながる位置情報ゲームだが、新型コロナの流行で、その中核コンセプトが転換を迫られている。1000万ダウンロード以上を誇るDQウォークも対応を急ぐ。6日には、目的地を自分が好きな場所にできるアイテム「導きのつばさ」の無料配布を開始。更に現在地のすぐそばに目的地を設定できるようにした。

翌7日には自分の周囲にまものを呼び寄せるアイテム「においぶくろ」を配布。体力回復までの時間を縮めるなどの改良を追加したほか、他のプレーヤーと協力して倒す「メガモンスター」の出現を一時停止した。出現場所までプレーヤーが出掛けるのを防ぐためだ。

やまだ・たけよし 東工大工卒、同大院修士課程修了。92年日経BP社に入社、「日経エレクトロニクス」など技術系専門誌の記者、日本経済新聞記者を経て16年から日経テクノロジー・オンライン(現・日経 xTECH)副編集長。17年10月から日経ものづくり編集長も兼任。京都府出身

やまだ・たけよし 東工大工卒、同大院修士課程修了。92年日経BP社に入社、「日経エレクトロニクス」など技術系専門誌の記者、日本経済新聞記者を経て16年から日経テクノロジー・オンライン(現・日経 xTECH)副編集長。17年10月から日経ものづくり編集長も兼任。京都府出身

DQウォークは自分の周囲に出現する、まものを倒してレベルを上げ、選んだ目的地にある「クエスト」をクリアしてゲームを進める。においぶくろで、いつでもまものが周囲に出現するし、導きのつばさを使えば自宅から一歩も出歩かなくてもクエストをクリアできる。

一方のポケモンGOはあらかじめ配置された「ポケスポット」に出掛けてアイテムをゲットしたり、他のプレーヤーと協力する「レイドバトル」でレアなポケモンを捕まえたりする。自宅でも「おこう」を使えばポケモンは周囲に呼び寄せられるし、モンスターボールでつかまえられる。ただ自宅で遊んでいるとレアポケモンの入手などのために、近所のポケスポットにちょっと出掛けたい気持ちにはなる。

7日の緊急事態宣言に基づき、国内の7都府県で「外出自粛」が要請された。健康のための散歩やジョギングは禁止されていないものの、やはりゲームのために出掛けるのは気が引けるというプレーヤーは多いだろう。ナイアンティックのハンケCEOは「自宅に居ながら他のプレーヤーとレイドバトルに参加できる仕組みを検討中」などと明らかにしており、ステイホーム機能の追加改良に積極的だ。

また毎年夏に開き、多数のプレーヤを集めてきたリアルイベント「GO Fest」についても「あの盛り上がりを自宅にお届けできる」(ハンケ氏)新しい形式に変えると予告している。スマホゲームに新風を吹き込んだ位置情報ゲーム。コロナ対応を逆手にとって新たな価値を生み出せるのか。さらなる改良を期待したい。

[日経MJ2020年4月12日付]

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