パナソニックは16日、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)と共同で地下鉄構内から目的地まで案内するスマートフォン用アプリケーション(応用ソフト)を開発したと発表した。スマホの画面上に目的地までの経路を表示する青い道を表示。複雑な地下空間でも迷わないようにする。2025年の国際博覧会「大阪・関西万博」を控える中、外国人向けに英語、中国語、韓国語の多言語表示にも対応する。
同日、アプリ「Osaka Metro Group 案内アプリ」の提供を開始した。パナソニック独自の光信号による通信技術「リンクレイ」と拡張現実(AR)案内機能を活用した。
主要駅の梅田駅やなんば駅など5路線8駅でサービスを始めた。今後、対象駅数を増やす方針。
利用者はリンクレイの発信器のある看板にスマホをかざして現在位置情報を取得する。目的地までカメラを通して地下施設の特徴ポイントを抽出し、利用者の移動距離を正確に計算して案内する。従来、地下施設では全地球測位システム(GPS)が届きにくく、スマホを使った精緻な経路案内が難しかった。
日刊工業新聞2020年3月17日
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March 17, 2020 at 02:01PM
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