<日曜カルチャー>
本欄はこれが最終回となる。二〇〇五年春に、北川透、故・首藤基澄の担当を継いで、十五年間、六十一回を書いてきた。詩と短歌と俳句という三ジャンルを同じ土俵で論じる作業は、評者にとって刺激的で新鮮であった。
心掛けたのは、できるだけ同じモチーフで論評することである。奇(く)しくも、初回は谷川雁(がん)(熊本県水俣市生まれ)のエッセーを中心にした「原点の探求」という主題であり、最終の今回も九州、沖縄の風土に根差し、その原郷の探求によって、グローバルで普遍的な思想へと展開していく詩歌を紹介したい。
鹿野政直(日本近現代思想史専攻。千葉県御宿町在住)の評論『八重洋一郎を辿(たど)る』(洪水企画)は、沖縄県石垣市の八重の詩作の営みをその歴史風土の根源と対照させ、個人的な詩業が社会思想を形成していくプロセスと様相を壮大な構想で解き明かしている。
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March 29, 2020 at 12:50AM
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詩歌季評 1~3月 ルーツを探る 風土根差し、普遍の思想へ=田中俊廣 - 毎日新聞
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