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Thursday, December 22, 2022

ノルウェーのヴァイオリニスト、エルドビョルク・ヘムシングが ... - TOWER RECORDS ONLINE


[Edvard Grieg: Last Spring/Eldbjørg Hemsing 公式チャンネルより]

『VOGUE』誌でもフィーチャーされたノルウェーの新星ヴァイオリニスト、エルドビョルグ・ヘミング。ソニークラシカル・デビュー! 静謐かつ壮大な北極の美しさが展開されるサウンドスケープ。

ノルウェーの新星ヴァイオリニスト、エルドビョルグ・ヘミングとアークティック・フィルハーモニック・オーケストラによるコンセプト・アルバム「アークティックARCTIC(北極)」。北極圏の四季折々の自然を追うように、魅惑的なメロディーと印象的なオーケストラのサウンドスケープが広がります。また北極圏を巡るオーディオビジュアルの旅として、気候変動に脅かされた生態系の儚さと広く知られていない美しさを、比類のない広がりで讃えるものです。

アルバムは、ドキュメンタリー映画「フローズン・プラネット」や「ブループラネット」のサウンドスケープで知られるハリウッドの作曲家、ジェイコブ・シェイが作曲しハンス・ジマーの協力の下による6部構成の作品「アークティック組曲」によって幕を開けます。この作品は、「凍りつく世界」を垣間見るところから始まり、夜の「オーロラ」、極日の夜明けの「サンライズ」の音が響きます。メルストロム(ノルウェーの周辺海域に存在する極めて強い潮流)の魚の群れを追う "Rush of Life"、詩的な口笛の "Polar Winds"、最後は "Sea Ice Melting "についてのメランコリックなオーケストラの鎮魂歌で締めくくられます。

ディズニー映画『アナと雪の女王』の音楽で知られる作曲家フローデ・フィエルハイムは、『太陽の帰還』と『北極の月の下で』で、広大なヨーロッパの北極圏に何世紀にもわたって暮らす先住民サーミの人々の感情を表現しています。作曲にはサーミ人の伝統的な歌である「ヨイク」からインスピレーションを受け、「太陽の帰還」ではエルドビョルク・ヘミングとアークティック・フィルハーモニックのメロディーにのせて歌いあげます。

北極圏を巡る音楽の旅は、セリム・パルムグレンの「Snowflakes」、エイノユハニ・ラウタヴァーラの「ささやき」、ヘニング・ソメーロによる「春の息吹」など、北欧の作曲家の作品をオーケストラに新たに編曲したものが多く含まれます。日本語タイトルの「春の息吹」はノルウェーを代表する曲で、直訳すると「春を探している」という意味です。この曲には人生の新たな始まりへの希望が込められており、編曲者のベン・パーマーはこのメロディーをヴァイオリンとオーケストラのための感情的な賛美歌として仕上げました。
また、このアルバムに収録されている伝統的なクラシック作品の2曲(エドヴァルド・グリーグの「過ぎし春」とオーレ・ブルの「メランコリー」)についても、ベン・パーマーは新たな編曲を手がけています。どちらの作品も、気候変動によって決して同じようにはならないであろう、過去と現在の北極圏での生活の記憶を表現しています。

"ARCTIC "は、ノルウェーの北極圏にある街のボードーで、アークティック・フィルハーモニック・オーケストラと共に録音されました。アルバムのプロデュースは、グラミー賞やBAFTAを受賞した英国の音楽プロデューサーであるジョナサン・アレン(シェク・カネー=メイソン、リサ・バティアシュヴィリ、アンドレア・ボチェッリ)が担当。音楽監修は、イギリスの作曲家・指揮者であるベン・パーマー(マックス・リヒター、ジョン・ウィリアムズ)が担当しています。ジェイコブ・シェイが「アークティック組曲」を作曲し、ラッセル・エマニュエルがBleeding Fingers Musicのスコアプロデューサーを務めています。Bleeding Fingersはロサンゼルスを拠点とするソニー・パブリッシングとハンス・ジマーの共同事業作曲スタジオです。この作品は、同社が音楽制作とコンサートパフォーマンスのためだけに書いた初の長編音楽となっています。
(ソニーミュージック)

CD

5621195:R

 

LP(完全生産限定盤)

5621199:R

 

【曲目】
ジェイコブ・シェイ:アークティック組曲
ヘニング・ソメーロ:春の息吹 (ベン・パーマー編)
フローデ・フェルハイム:太陽の帰還 *
オラ・イェイロ:Dawn
フローデ・フェルハイム:北極の月の下で
エイノユハニ・ラウタヴァーラ:ささやき
セリム・パルムグレン:Snowflakes (ベン・パーマー編)
オーレ・ブル:メランコリー (ベン・パーマー編)
ジェイムズ・ニュートン・ハワード:名もなき生涯
エドヴァルド・グリーグ:過ぎし春 Op.33-2 (ベン・パーマー編)

【演奏】
エルドビョルク・ヘムシング(ヴァイオリン)
アークティック・フィルハーモニック・オーケストラ
フローデ・フェルハイム(ヴィオーカル)*

【録音】
2022年、ノルウェー、ボードー

<エルドビョルク・ヘムシング(ヴァイオリン)>
「輝きに満ちた洗練された演奏」(BBCミュージック)、「清らかさと、ハイフェッツのような激しさが見事に融合」(ストラッド誌)と絶賛されているヴァイオリニスト。ノルウェーのヴァルドレスで生まれたエルドビョルク・ヘムシングは、今日を代表する若手ヴァイオリニストの一人であり、世界中の新しい聴衆に彼女の芸術を伝えることに力を注いでいます。彼女の国際的なキャリアはすぐに高評価を得るようになり、11歳の時にベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団と共演しソロデビュー。2012年のオスロで開催されたノーベル平和賞授賞式に出演。3枚のアルバムは多くの賞を受賞、数多くの世界的な主要イベントや会場でも演奏や世界ツアーを行っています。作曲家タン・ドゥンとは緊密な協力関係を築いており、数々の賞を受賞した作品の初演、ツアー、レコーディングを行っています。ヘミングは、多くのプロジェクトに積極的に参加しており、それらはすべて、クラシック音楽をより多くの聴衆に届けるという彼女の情熱に根ざしたものです。さらに世界的な調査会社「アドバイザリー・ボード・フォー・ザ・アーツ」のシニア・アート・アドバイザーとして、芸術団体やアーティストに変革的な思考をもたらす事業を率先して行っています。姉でヴァイオリニストのラグンヒル・ヘムシング(Ragnhild Hemsing)とともにヘムシング・フェスティバルを主催し、ボードー市に本拠を置くノルドランド音楽祭で毎年開催される革新的な指導プログラム、SPIREの芸術監督も務めています。デクストラ・ムジカ財団から貸与された1707年製Antonio Stradivari 'Rivaz, Baron Gutmann' を使用し演奏しています。


[Frode Fjellheim: Under the Arctic Moon/Eldbjørg Hemsing 公式チャンネルより]

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