東京・国立劇場で初めてとなる石見神楽の単独公演が31日、あった。屋内公演では過去最多のヤマタノオロチ50頭が登場する「大蛇(おろち)」など壮大で迫力のある舞が、約2千人の観客を魅了した。
東京パラリンピックに合わせ2020年8月に予定したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でいったん中止となった。今回は旧浜田市内の団体でつくる「浜田石見神楽社中連絡協議会」の10社中計67人が出演。俳優の竹下景子さんと鈴木拡樹さんが語りや演目紹介を務め、盛り上げた。
2部構成で、1部は菅原道真にちなむ「天神」や美保神社(松江市美保関町)の祭神によるタイ釣りを描いた「恵比須(えびす)」など6演目を披露。終盤の「大蛇」では、暗闇の中から50頭のオロチが一斉に登場すると、客席はどよめき、オロチとスサノオの戦いに盛んな拍手を送った。
浜田市出身で千葉県稲毛市の主婦、五味洋子さん(53)は「幼い頃に見ていた石見神楽が、こんな大舞台で披露され感激した」と興奮した様子で話した。
(原田准吏)
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