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Thursday, April 28, 2022

八神純子さん「地球への愛」歌う オーケストラ演奏で壮大な世界観表現 30日、兵庫県立芸術文化センター - 神戸新聞NEXT

 シンガー・ソングライター八神純子さんのコンサート「Premium Symphonic Concert-Wings for the future-」が4月30日、兵庫県立芸術文化センター大ホールである。透明感にあふれる声でスケールの大きな愛を歌い続ける八神さんの作品群が、オーケストラ演奏ならではの壮大な世界観で楽しめそうだ。(冨居雅人)

 1978年にデビューした八神さんは「みずいろの雨」など数々のヒットを飛ばした後、結婚を機に渡米して活動を休止。東日本大震災の発生直後に日本での活動を再開し、積極的な被災地支援も続ける。

 新譜「TERRA-here we will stay」は5年ぶりの発表で、通算20枚目のオリジナル。活動再開後の「Here I am」「There You are」に続く3部作の3枚目で、「歌詞もメロディーもアレンジも、何度も見直しながら時間をかけて作りました」。

 タイトル曲「TERRA」(ラテン語で「地球」の意)は、11分強に及ぶ組曲。自身のヒット曲「Mr.ブルー」を今一度この時代に紡ぐ作業だったといい、人間の欲望で傷ついた地球を憂いつつも、ささやかな日々の幸せと、母なる星の未来を祈り、歌う。「制作に4年をかけた。この曲に出合うために歌ってきたのだと思えるほど、歌うたびに自分が音楽的に高められていく気がする」と思い入れを語る。

 10代のポプコン時代に世界歌謡祭で感動して以来、実現したかったというオーケストラ演奏のステージ。数年前から取り組んで表現の新境地を開いており「第2の音楽人生を大きく育ててくれた」と振り返る。

 アルバム収録曲で、アフガニスタンの復興に尽くしながらテロに倒れた医師中村哲さんに捧げる「一筋の運河」も歌う。「世界中で戦争が絶えないが、アーティストとして平和を願い、声を上げる。今それを歌うべき時だと私は思うのです。音楽の力を信じて」

 午後3時開演。管弦楽は、欧州で音楽を通じて平和活動に取り組む柳澤寿男さんの指揮で、京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団。入場料7800円(税込・全席指定)。TELYUMEBANCHI06・6341・3525(平日12:00~18:00)

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