今、密かに熱いブームになっている「中国ドラマ」。その面白さにハマる人が続出しているのです。
中国ドラマが気になるけれど、何から見ればいいのかわからないという方もいるかもしれません。今回は、おすすめの「中国ドラマ」を紹介します。有名な作品はテレビで放送されていたり、各配信サービスで見られたりするため、ぜひチェックしてみてください。
時代劇が人気の傾向 ファンタジー作品も
現在、日本で人気の中国ドラマのジャンルは時代劇が多い傾向にあるようです。中国の歴史は紀元前から現在に至るまで長く、またドラマチックなエピソードが数多く残っているので、題材には事欠きません。特に「三国志」を取り扱った作品は多いです。
時代劇には多くの場合ラブロマンス、アクションなどの要素が合わさっているので、さまざまな角度から楽しめますよ。ファンタジー作品が多く見られるのも特徴ではないでしょうか。
スケールが大きい
中国ドラマ作品の魅力の1つとしてスケールの大きさが挙げられます。物語の内容も制作費も、とにかく壮大な作品が多いのです。例えばドラマ「武則天 -The Empress-」の総制作費は56億円、「蒼穹の剣」の総制作費は100億円にのぼります。
また、殺陣などのアクションもダイナミックなものが多いため、アクション映画が好きな方にはおすすめです。
中国語の勉強になる?
ドラマを楽しみながら外国語の勉強ができたら一石二鳥ですよね。
日本で見られる中国ドラマには、主に日本語字幕版と日本語吹き替え版がありますが、字幕版を見れば、中国語の自然な言い回しや発音を実例で学べるので、中国語力が上がるかもしれません。
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「陳情令」
「陳情令」は自由奔放な魏無羨(ウェイ・ウーシェン)と規律を重んじる藍忘機(ラン・ワンジー)、対照的な2人の絆を描いたファンタジー時代劇です。ドラマは、16年前に崖から身を投げて消息を絶った魏無羨が呪術によって復活するところから始まります。
大河ドラマのようなスケールで展開する物語の中で張り巡らされた伏線が回収され、やがて事件の真相判明へと収束していく過程は、ミステリ作品の面白さにも似ています。また、同作品は音楽にもこだわっており、主人公2人が歌う主題歌は作中でも重要な意味を持ちます。
「武則天 -The Empress-」
中国史上ただ1人の女帝であり、同時に中国三大悪女の1人でもある「武則天」の壮絶な生涯を描いたドラマ「武則天 -The Empress-」。その愛憎劇は「中国版大奥」ともいわれます。
1人の側室にすぎなかった武則天は、いかにして女帝へと上り詰めたのか。だまし合いや裏切り、帝位争い……。唐の時代を舞台に壮大なドラマが繰り広げられます。武則天の10代から80代までをファン・ビンビン氏が1人で演じ切っている点にも注目してみてください。
「お昼12時のシンデレラ」
明るいラブストーリーが見たいという方におすすめなのが「お昼12時のシンデレラ」です。
憧れの上海にやってきた平凡なヒロイン、シャンシャンと、彼女が働く風騰(フォントン)グループのツンデレ御曹司フォン・トンの、思わず胸がキュンとしてしまうラブコメディ。思いがけずフォントンの妹の命の恩人になったシャンシャンのもとに、なぜか毎日お弁当が届くようになります。フォン・トンとシャンシャンの恋の行方は果たしてどうなるのでしょうか。
「三国志 Three Kingdoms」
「三国志」を取り扱った作品は多くありますが、「三国志 Three Kingdoms」は総制作費25億円、製作期間6年、エキストラは延べ15万人という超大作。董卓(トウタク)が支配していた時代から三国時代の終わりまでの約80年間を全95話で丁寧に描いた作品です。
「官渡の戦い」「赤壁の戦い」など、あの歴史的な戦いが迫力の映像で再現されます。スリリングな策略合戦や、登場人物同士の関係性からも目が離せません。三国志ファンの方はもちろん、初めて三国志に触れる方にもおすすめのドラマです。
「蒼穹の剣」
「蒼穹の剣」は、弱肉強食の地「闘気大陸」を舞台に、主人公、ショウエンが武芸を磨き、強大な悪に立ち向かっていくファンタジー時代劇。かつては天才武芸者といわれたショウエンの苦難、再起、成長を描きます。原作は天蚕土豆氏の小説「斗破蒼穹」で、中国のweb小説サイト「起点中文網」では閲覧数3億回の大ヒットを記録しています。
ドラマの総制作費は100億円。作りこまれた世界観と入り組んだ人間関係、華麗なアクションで、非常に見応えのある作品になっています。
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