黄色の花が咲く難破船にデニムのセットアップを着たテヤンが、ゆったりと歌い出す。それに続くのは、テソンの少しかすれた声。「美しい、僕たちの春夏秋冬」とつぶやくようにパートを終える。この時点で、期待と不安で新曲を待っていた僕の“不安要素”はたちまち無くなった。
BIGBANGの新曲「Still Life」は、しなやかなスローテンポ。洒脱なベースとギターが骨格を描く、シンプルな構成である。そこに潜り込むように肩の力が抜けたメロディライン、G-DRAGONとT.O.Pさんのメロウで流れるようなフローのラップが重なる。テヤンのファルセット、高音が中盤以降でアクセントとなり、4人の声やハートがひとつになっていくようなイメージ。彼らの音楽に対する真摯な思いが存分に伝わってくる壮大なバラードとなっていた。ソングライティングに関わったのは、テヤンの「WAKE ME UP」(2017)などを手がけ自らもアーティストとして活動するVINCEや、2NE1とBIGBANGのヒット曲を数多く作ってきたKUSHら。そこにG-DRAGONとT.O.Pが作詞作曲で参加している(おそらくラップパートを担当しているのでは、と予測)。ファッションは70年代のロッカーが現代に着地したかのような、モダンで絶妙なバランスが保たれている。
からの記事と詳細 ( 4年ぶり、4人体制のBIGBANG、切なくもエモーショナルなカムバック。(Toru Mitani) - VOGUE JAPAN )
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壮大な
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