劇団四季のファミリーミュージカル「はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~」が29日、兵庫県西脇市下戸田のオリナスホールで上演された。同劇団は西脇市と連携協定を結び、この日は一部の登場人物が播州織で製作された衣装で登場。森の中を舞台にした壮大なファンタジーを繰り広げ、市民ら410人を軽快な歌やダンスで魅了した。(伊田雄馬)
同劇団は2016年に同市の市制10周年記念ミュージカルに出演し、市内での公演は6年ぶり。前回の公演を機に西脇とのつながりが深まり、昨年3月に自治体で初となる連携協定を締結した。
舞台の物語は太陽や動物、人などを生んだ「はじまりの樹」を中心に展開。観客は開幕とともに、現代と太古の昔が交錯する不思議な世界に引き込まれ、はじまりの樹にすみ着いた竜との戦いのシーンでは迫力ある舞台装置に息をのんだ。閉幕前のカーテンコールでは、出演者に惜しみない拍手が送られた。
同市の5歳児はこの日を楽しみに、カレンダーに印を付けて待ち焦がれていたという。「竜がとても大きくて、楽しかった」と喜んだ。
オリナスホールは最新の音響設備を備え、設計段階から舞台の奥行きなどに同劇団の意見を取り入れてきた。市内の女性(59)は「舞台装置や音響も、有名なホールと遜色ないように感じた」と話していた。
ホール前では、「はじまりの-」に登場する森の住人や大昔の人たちが実際にまとった播州織の生地を展示。劇団と技術者が協力して開発した経緯も紹介した。来場者は手で触れて風合いを感じたり、記念撮影したりしながら、開演前後のひとときを楽しんでいた。
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