Pages

Monday, December 13, 2021

『バトルフィールド 2042』の魅力的な7つのポイント - IGN Japan

11月19日、「バトルフィールド」シリーズの最新作がリリースされた。2018年に発売された『バトルフィールドV』からおよそ3年越しの完全新作であり、シリーズファンの気持ちは大いに昂っていることだろう。

筆者も既に、久方ぶりの戦場への帰還を楽しんでいるが、より精緻になったグラフィック、変化を遂げたゲームデザインなど、本作には目を見張るような進化が多く施されている。本項では、ついに発売となった『バトルフィールド2042』について、数十時間プレイした経験を踏まえ『バトルフィールド2042』の魅力的なポイントについて紹介する。

① 4Kも対応!臨場感のあるグラフィックス

これまで『バトルフィールド』シリーズでは、荒涼とした大地、鬱蒼としたジャングルなど多種多様なフィールドでプレイヤーを高揚させてきた。そんなシリーズ最新作となる『バトルフィールド2042』をプレイし、真っ先に驚いたのは過去最大級に臨場感のあるグラフィックスだ。

プレイはPlayStation5で行ったが、精緻に表現される草木の陰影・吹く風のエフェクトの美しさは、素直に驚かされた。例えば、個人的に特に気に入っている「オービット」というマップは、シリーズの集大成のように、乱立する建造物や生い茂る美しい自然とが入り混じる壮大なマップとなっている。また、カタールのドーハをイメージしたアウァグラスというマップでは、画面を覆うほどの砂嵐が吹き荒れていたり、コンテナが数多く積まれるマップ、マニフェストでは霧深く索敵が難しかったりと、シリーズ最大の臨場感はぜひ実際に体験してほしい。

画像は公式サイトから。

また、本作の開発エンジンは従来の『バトルフィールド』シリーズでお馴染みのEA DICE製の“Frostbite”の最新バージョンが使用されている。前作『バトルフィールドV』でも描画される世界の密度には衝撃を受けたが、本作ではPS5・XBOX Series X/Sへの初の参入作品として、FPSファンが長らく望み続けた広大なフィールドとド派手な戦闘を楽しめるクオリティになっている。

② シリーズ最大規模!最大128人のマルチプレイ

本作最大の特徴のひとつとして、Xbox Series X/S・PS5及びPCでは最大128人でのマルチプレイが可能な点も挙げられる。これまでもシリーズでは、「広大なフィールド」 × 「大人数での大規模戦闘」が志向されてきたが、Xbox Series X/S・PS5及びPC版では遂に128人対戦が実現された。後述するように、本作には全く新しいゲームモードや、兵科システムの刷新など注目すべき変更点が多々ある。だが、ファンとしては128人で実現される伝統的なバトルモード「コンクエスト」や「ブレークスルー」の改革にも目が行くこと必至だ。

ルール自体は従来通りであり「コンクエスト」は、大人数VS大人数で拠点を奪い合う総力戦。「ブレークスルー」は、攻撃側と防衛側に別れたプレイヤーが、エリア内に設置された拠点を総取りすることでエリアを拡大していくゲームモードである。だが本作では、「超広大なフィールド」 × 「128人での大規模戦闘」が実現されたことでプレイフィールにも変化が生まれている。

画像は公式サイトから。

プレイして真っ先に感じたのは、想定以上に広くなったマップへの驚きだ。最初の数回の戦闘では、あまりに広大なマップに慣れるのに時間がかかるだろうが、広いだけではなく緩急のあるゲームプレイは多くのユーザーにとって魅力的に映るだろう。

例えば、密集地帯の場合、128人という大人数でなければ展開され得ない程の壮絶な戦闘される。だが、エリアによっては敵陣営との遭遇頻度が低くなるため、いかに前線を拡大し敵の勢力範囲を狭めていくかも重要となる。どのように倒すかだけでなく、どのように陣地を広げていくか、というゲームプレイは『バトルフィールド』らしいプレイフィールが、向上しているように感じた。

また、Xbox Series X/S・PS5及びPCでは最大128人の対戦が実現されているが、PS4、Xbox Oneではプレイヤーの最大数は最大64名であることは留意されたい。

③ 個性的なスペシャリストシステムの導入

またシリーズにとって大きな変更点となるが、本作はこれまでの兵科システムを一新した「スペシャリスト」という要素が導入されている。これまで「バトルフィールド」では、シリーズを通して「突撃兵」、「衛生兵」、「斥候兵」、「援護兵」などの、兵科が用意されており、それぞれが所持している武器やガジェットが異なっていた。プレイヤーは、戦況によって使用する兵科を使い分けるなど、チームで戦況を乗り越えるための要素としてシリーズの定番となっていた。

だが、本作ではこの兵科に置き換わる形で「スペシャリスト」という柔軟なシステムが導入されている。「スペシャリスト」は、イメージとしては昨今のFPSにはよく見られる個性的なスキルを持ったキャラクターで、それぞれのに個性的なスキルが2つほど用意されている。

筆者は、ウェブスター・マケイという俊敏な攻撃型のスペシャリストを好んで使用しているが、マケイはスキルとしてグラップルを用いてビルを駆け上がり、ライフルのサイトを覗きながらダッシュ移動が可能となっていた。スピーディな動きは戦場の爽快感を格段に向上させていた。

また、従来の兵科とは異なり「スペシャリスト」には装備の制限なども無い。初心者であればあるほどに、チーム戦での役割に不安を覚えると思うが、行動の制限が少ない「スペシャリスト」は初心者にとっても優しい変化となっている。また、スペシャリストのピックアップとロードアウト自体は細かく設定できるため、プレイスキルを磨けば磨くほどに、チームプレイでの達成感は段違いとなる。

④ 歴代バトルフィールドのマップや遊びが大集合!

今作で追加される「Battlefield Portal」は個人的にかなり期待しているゲームモードだ。「Battlefield Portal」は、簡単に言うとこれまでの「バトルフィールド」の総決算のように、過去の名作マップを遊べるモードとなっている。

遊べるのは、傑作として名高い『バトルフィールド 1942』の「バルジの戦い」と「エルアラメイン」、筆者もキルランクを競い合った記憶が鮮明な『バトルフィールド:バッドカンパニー 2』から「ARICA HARBOR」と「VALPARAISO」。そして『バトルフィールド 3』から「Caspian Border」と「Noshahr Canals」のマップが採用されている。

また、戦場のルールや兵器・武装についても、オリジナルに忠実にできたり、現代風に一新させたりと、自らの手でコーディネート可能となっている。例えば、「ラッシュ」「コンクエスト」「フリー・フォー・オール」など、ゲームモード選択はもちろん、ゲームプレイの人数や時間、ライフの再生・フレンドリーファイアの有無などのゲームの基本設定を自分の手で作り上げることが可能だ。

加えて、ヘッドショットのダメージ倍率や武器の細かなアタッチメントの設定・果てはUIやHUDなど多岐に渡る項目で、自分だけの「バトルフィールド」を作り上げられるのは、熟練者にとって嬉しいポイントだ。

個人的には、『バトルフィールド:バッドカンパニー2』で建造物が密集する湿地帯として苦い思い出の多い「VALPARAISO」などのマップを、再び駆け回ることができるのは、素直にプレイが楽しみな部分だ。

⑤ 戦場から生還せよ!新感覚のゲーム体験

加えて「バトルフィールド2042」には、もう一つ強力なゲーム体験が可能な「Battlefield Hazard Zone」が搭載されている。長らくゲームルールが明らかにされてこなかった「Battlefield Hazard Zone」だが、このモードは、昨今少しずつ人気ジャンルへと伸長しているPvPvE系のモードとなっている。

簡単に言うと、ゲームは4人ごとの小隊でプレイするマルチプレイモードであり、競い合う敵部隊を撃破しながら、危機迫る戦場から脱出することが目的となる。マップ内には、回収することで、専用通貨を手に入れられるデータドライブが点在しているため、プレイヤーは辛々でデータドライブを回収し脱出タイミングで帰還することがゲームの基本となる。

さらにこの専用通貨を使用することで、次回のプレイに活用できる武器や装備が購入可能となる。これまでのゲームモードでは、いかに敵を倒すかがゲームの肝となっていたが「Battlefield Hazard Zone」では、データドライブを確保し生還し、通貨を元手に強力な武器や装備を手に入れる。この独特な達成感こそ「Hazard Zone」の肝となっている。どのスペシャリスト・どの武装で戦場に赴くことが、帰還につながるのか、従来のゲームプレイとは異なる緊張感を味わえる今作の一押しモードだ。

⑥ 天候やマップギミックで変化する戦況

マップの進化も大いに楽しめるポイントだ。フィールドマップのサイズが過去最大級であることは紹介したが、そのマップ内でのダイナミックなイベントも随一だ。たとえば、ゲーム中に運悪く悪天候に見舞われてしまうと、晴天で見通しの良かったマップは暗くなり、建物には大きなライトが点灯し、不吉で緊張感のある環境に即座に変わる。こうなってくると武装・スペシャリストの選択やマップでの位置取りに変化が生まれるため、よりダイナミックな戦闘へと様変わりする。

また、天候の変化だけでなく今作のマップには戦況を有利に変化させるオブジェクトが数多く用意されいる。例を挙げると、マップ「オービット」の中心にはロケット発射場があるのだが、このロケットはプレイ時間の経過とともに打ち上がる仕組みとなっている。このロケットの発射時に、損傷を与えることでロケットは周囲を巻き込む大爆発を引き起こす。あらゆる意味で、現実離れした戦術であるが、オブジェクトを奪い合う局地的な戦闘の重要性も増してくるのだ。

⑦ ボタン一つで呼び出せるシリーズ伝統の乗り物

 

バトルフィールド』シリーズと言えば、忘れてはならないのはジェット機、ヘリなど多種多様な乗り物たちだ。今作では、フィールドマップが拡大したことで、移動手段にも大きな変化が生まれている。なんと、今作には乗り物を呼び出せる「コールインシステム」という新要素が導入されたのだ。

各チームに割り当てられた予算や、クールダウンなどもあるが、「コールインシステム」の導入により、プレイヤーは好きな場所に自由に乗り物を呼び出すことが可能になっている。まさしく、今作のかつてないマップの広大さに呼応するような変化であるし、ファンとしても軽快なゲームプレイへの変化は大変嬉しいポイントだ。

プレイを通して、全体として感じるのは「広大なフィールド」 × 「大人数での大規模戦闘」という原点に忠実に、自由度を極限まで底上げするような変化だ。シリーズが培ってきた巧みなバランスは守りながら、プレイスタイルに合わせた勝利へのプロセスが用意されていたり、人気タイトルのゲームルールが導入されたりと、従来のユーザーはもちろん、新規のユーザーでも楽しめるだろう。

※本ゲーム内のいかなる武器、軍用車両、装備の製造者とも提携、資金提供、支援などの関係はありません。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 『バトルフィールド 2042』の魅力的な7つのポイント - IGN Japan )
https://ift.tt/3s1bIyU
壮大な

No comments:

Post a Comment