マイクロソフトは8月31日、次期Windows OSである「Windows 11」を、10月5日にリリースすると発表した。日本の公式サイトでも、同日に発売すると記載されている。対応するWindow 10搭載PC向けに、同日から無料アップグレードが提供されるほか、Windows 11搭載PCの販売も開始する。無料アップグレードの提供は、2022年中頃までを想定しているとのこと。
Windows 11では、ウインドウの角が丸くなったり、アイコンデザインが変更されたり、あるいは設定画面のUIが刷新されたりなど、モダンなデザインを採用。タスクバーに登録したアプリやスタートメニューなどのアイコンが、左寄せではなく中央寄せに並べられる点も、見た目の大きな違いである。また、コラボレーションプラットフォーム「Microsoft Teams」がタスクバーに統合され、AIにてパーソナライズされるウィジェットも用意される。6月の発表時には、Amazonアプリストアとの提携により、Androidアプリが動作することも話題となった。
マイクロソフトはWindows 11について、ゲーム用途として最高のWindowsであるともアピールしている。新機能としては、SDR対応ゲームのダイナミックレンジを自動的に拡張しHDR化する「Auto HDR」や、対応ゲームのアセットをCPUを経由せず、ストレージから直接GPUへと転送し高速なロード時間を実現する「DirectStorage」などがある。これらは、Xbox Series X|Sにて先行して導入されていた技術だ。
また、Xboxアプリが標準でインストールされる点も、ゲーミング領域への注力ポイントとして挙げられる。Xboxアプリでは、PCゲームの購入や管理、またフレンドとのチャットなどが可能。さらに、Xbox Game Pass Ultimate加入者向けクラウドゲームサービスXbox Cloud Gaming(旧Project xCloud)も、Xboxアプリから楽しめる。300本を超えるXbox Game Pass向けタイトルが、ストリーミングで遊べるサービスだ。現時点では、日本ではテクニカルプレビュー段階のため対応していないが、Windows 11の提供開始に合わせて、正式サービスが開始されることを期待したい。
Windows 11は、10月5日から提供開始される。各機能の詳細などは公式サイトを確認してほしい。
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