1台ずっとあってもいいかも…。
在宅勤務、まだまだ続きそうですか? 早くオフィスに戻りたくってしかたがないというわけではないにしても、やっぱり自宅の仕事環境というのは、ちょっと会社よりは弱いよなって感じてしまう人は少なくないでしょう。米Gizmodo編集部のCatie Keck記者は、モバイルディスプレイという選択肢で、その弱点を解消できたんだそうです。
在宅勤務が日常となり、自宅で仕事をする環境が整う前、もっとも不便に感じたのは、モニタをめぐるセットアップ環境の違いでした。いま家にも大きなディスプレイが1台あるにはあります。でも、その場所は、簡単には動かせません。スタンディングデスクに置いてあるので、そこで仕事をするか、別の場所へ移動すれば、セカンドディスプレイなしで我慢するしかないというわけですね。
この問題は、たとえば、Wi-Fiがつながらないといった、もっと最悪のトラブルに比べるなら、たいしたことではないでしょう。でも、いろんなところで仕事をするタイプの人には、ちょっと問題になります。朝はいつものデスクでスタートするものの、午後にはキッチンのテーブルへと移動し、ちょっぴり合間にはソファーで仕事して、ほかにもいろいろ仕事に集中できる場所へ自由に移動したいというタイプのことです。だから、モバイルディスプレイの「Espresso Display」には、大いに惹かれました。まるでタブレットのように薄型で軽くて、日本円にして3万円台の299ドルで、どこでもポータブルに携帯できてしまうんですから。小さなアパートの室内でも、どこだってすぐ仕事ができるデスクにしてしまい、13インチのMacBook Airのディスプレイ以外にも、広々と使えるワークスペースが整ってしまうんですよね。
Espresso Display
これは何?:すぐ使えるポータブルなディスプレイ
価格:299~349ドル
好きなところ:とっても薄くて軽い
好きじゃないところ:少し画面が暗いのと、スタンド用アクセサリに余分のお金がかかるところ
Espresso Displayは、USB-CまたはHDMI接続をサポートし、13インチと15インチのディスプレイサイズがあります。15インチのモデルは、50ドル高い349ドルとなりますが、その価格差が問題でなければ、大は小を兼ねるでしょうか。個人的には13インチのモデルが好きですけど、いつも使っていたAcerのモニタよりは小さいな、もうちょっと大きいサイズにしておけばよかったなと感じることが、ときにあったのも事実です。とりわけ、Espresso Displayは、底部のベゼルに1インチほどスペースを食ってしまっていますからね。上部とサイドのベゼルは、そんなに気にならないのですが。
画質はとってもよくって、それが気に入ってます。最初にディスプレイの色調などの設定をいじらなければならないでしょう。箱から出したときは、少しオレンジの色合いがきついかなと感じたりしましたが、簡単に設定で変えられました。もう1つ気になったのは、iPadのような明るいディスプレイにはなりません。輝度を最高に設定してはみましたが、それでもまだ少し暗いかなと感じます。ただこういうのは個人差があって、設定で少し改善されるかもしれません。あまり期待しないほうがいいでしょうけど。
ただとにかく感動したのは、Espresso Displayが軽く、わずか5.5mmの薄さしかないという仕様です。簡単にバックパックにでも入れて持ち歩けますね。もし以前のような日常が戻ってきても、きっとコーヒーショップとかに、これを持ち込んで仕事したりするんでしょうね。ショップに、そういうスペースがあればの話ではありますが。あとデザインもよくって、アクセサリの選び方次第で、スタンドも自由自在です。最低でも49ドルの「Flip Case」ないしは、69ドルのアルミニウムボディの「MountGo」を買いそろえる必要はありますけれど。
MountGoのスタンドだと、高さを変えながら、ディスプレイの傾きも調整しやすいです。サッとEspresso Displayの背面にくっつけるだけで使えますよ。そして、小さな正方形サイズにたためて、かばんへ一緒に入れておけます。日本円にして7000円以上する69ドルという価格は、高く思えるかもしれません。すでにディスプレイの用途以外には使えず、タブレットとしても使えないEspresso Displayに投資して、そこにプラスですからね。ただ今回のレビューが終わって、自腹でもEspresso Displayを購入し、ついでにMountGoを買うつもり。それくらい気に入りました。
決して安い在宅勤務のための出費ではありません。もしそこまで携帯性にこだわらないというのであれば、いまはもっと大きなDellの「UltraSharp 25 USB-C Monitor」だって、セールで340ドルで手に入ったりします。でも、もしいろんな場所で働きたいというリモートワーカーであれば、Espresso Displayにお金を使っても、きっと後悔しないでしょう。
Source: Espresso Display
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