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Sunday, January 17, 2021

【男子新体操】「オンライン選手権」が残したものを検証する!(椎名桂子) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース

新型コロナの感染拡大に翻弄される日常が始まってもう1年になる。

一時期は、「2020年にはそんなこともあったね」と言える日が来るのかと思った時期もあったが、年が改まってもなおその猛威はなくなっていない。

こうなってくると今年もスポーツイベントはどの程度できるのか?

にわかに不安になってくる。

昨年は「今年だけが不運だった」と多く人が思っていただろうが、「今年(2020年)だけ」ではすまなくなりそうな現状だ。

もちろん、そうあっては欲しくない。

コロナ以前とはまったく同じにはできなくても、選手たちが大きな目標にしている大会は、なんとか実施されるようになってほしいとは強く願っている。

が、この先どう転ぶのかわからないからこそ、昨年、暗中模索の中で行われたある大会にもう一度、光を当ててみたい。

第1回男子新体操オンライン選手権高校生の部で優勝した青森山田高校
第1回男子新体操オンライン選手権高校生の部で優勝した青森山田高校

2020年9月12~13日に行われた「男子新体操オンライン選手権」だ。

詳細は過去記事を参照してもらいたいが、日本体操協会は、競技人口の少ない男子新体操でまずオンライン大会を開催した。これはもちろん、男子新体操関係者、男子新体操に可能性を感じているメディア関係者らの努力あってこそだが、日本体操協会にとっても、今後の新型コロナとの共存を考えたときの試金石としての取り組みだったのではないかと思う。

※過去記事「男子新体操オンライン選手権は何を成し遂げ、何を残したのか?」

※過去記事「やっぱりキター! 鹿児島実業高校が視聴者賞を受賞!」

結果的に、この「男子新体操オンライン選手権」は、ほとんどの大会が失われた2020年度のジュニア、高校生にとっては貴重な大会経験となった。全国に散らばるチームそれぞれの活動場所からの中継という壮大な挑戦には、いくらかの課題はあったものの概ね順調だった。中継場所となる体育館では、リアル大会さながらの緊張感もあり、盛り上がりもあった。

オンライン選手権を経て、全日本選手権では高校生トップの成績を得た宮城県名取高校
オンライン選手権を経て、全日本選手権では高校生トップの成績を得た宮城県名取高校

できることならば。

今まで通りに、大きな体育館でたくさんの観客の前で演技を披露できる日が早く来ればいいとは思う。

が、もしも、その日がなかなか来なかったとしても、「オンライン大会」という方法がある! とこの取り組みは教えてくれた。

そして、今夜、テレビ朝日の「Get Spoerts」(25:25~26:40)でこの「男子新体操オンライン選手権」の特集が放送される。この大会に出場したチーム、それぞれの熱い夏をリアルに描くドキュメンタリーになっているようだ。

※テレビ朝日「Get Sports」公式サイト

2020年の夏を忘れないために、そして「オンライン大会」の可能性を知るために、ぜひ多くの人に見てほしい。

7月4日の水害を乗り越え、オンライン選手権出場にこぎつけた芦北高校。オンラインでなければおそらく出場は不可能だった。
7月4日の水害を乗り越え、オンライン選手権出場にこぎつけた芦北高校。オンラインでなければおそらく出場は不可能だった。

<写真提供:清水綾子> ※青森山田、芦北は筆者撮影

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壮大な

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