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バイデン次期米政権の国家経済会議(NEC)委員長に就任する予定のブライアン・ディーズ氏は17日、米経済が「急降下」していると警告し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって明確になった脆弱(ぜいじゃく)性に迅速に対処する必要性を強調した。
ディーズ氏は、次期政権が打ち出した1兆9000億ドル(約197兆円)規模の経済対策が「われわれが必要とするような力強い回復」をもたらすと語った。
バイデン次期米大統領、1.9兆ドルの経済対策案公表-来月第2弾
ディーズ氏は「FOXニュース・サンデー」で、「われわれは非常に不安定な時期にある」と指摘。「今が行動すべき時だ」と述べた。
バイデン氏の経済対策を迅速に実現させるには、共和党議員少なくも10人の賛成を確保する必要があるが、同党のトゥーミー上院議員(ペンシルベニア州)は15日、「壮大な無駄であり、経済的に有害だ」と同案を批判した。
ディーズ氏はコロナで浮き彫りになった米経済の弱点に次期政権の対策は対処できると指摘。例として、最低賃金の引き上げが米国民への「具体的かつ直接の」支援になることなどを挙げた。
原題:
Economy Spiraling With Urgent Need for Action, Biden Aide Warns(抜粋)
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