羽田美智子が主演するフジテレビ系オトナの土ドラ『隕石家族』（原作・脚本:小松江里子）は、巨大隕石の衝突が迫った東京を舞台に、壮大なメッセージをコミカルに描くスペクタクルホームドラマ。
巨大隕石の衝突を前に、自分に正直に生き始めた門倉家の5人。主婦の久美子（羽田）は、高校の同級生・片瀬（中村俊介）との“純愛”と家庭の両立を次女・結月（北香那）に宣言し、長女の美咲（泉里香）は、性別を超えて慕う森山（遼河はるひ）を追って田舎へ疎開。
第4話では、夫・和彦（天野ひろゆき）が、趣味を通じて親密になった片瀬に恋してしまったことを告白。その瞬間、隕石が向きを変え、地球への衝突が回避されるという衝撃の展開にネットは騒然となった。
5月9日（土）放送の第5話では、突如現実に引き戻された人々が“人生のリセット”にとりかかり――。波乱だらけの展開を、SNSが思わずハッとさせられた、“哲学”を感じるセリフでプレイバックする。
＜ハッとさせられた深いセリフ①＞
「隕石がずれたからって、前と同じ自分に戻るなんてできないの。やっと見つけた生き方なんだもの」（by久美子）
地球滅亡が回避され、急速に日常を取り戻しつつある東京。疎開から戻った美咲は、森山から自立して新たな自分になるべく教師を辞め、キャプテンこと片瀬に告白した和彦は、ショックのあまり自分探しの旅に出た。
“隕石後”の生き方を模索する家族の様子を見た結月が、久美子に「ママも元のママには戻らないってこと？ 今でも純愛と家族、ふたつとも手に入れたいの？」と聞くと、久美子が答えたのが上記のセリフ。
決意をもって踏み出したからこそ、後戻りできそうにない久美子の様子に、視聴者の多くも「隕石の軌道が逸れても、衝突危機以前にはもう戻れない…だろうね」「隕石衝突が回避されて正気に戻っても、一度手に入れたものはなかなか手放せないよな」と一定の理解を示した。
和彦が片瀬に一世一代の告白をしたことを知る久美子と結月は、その事実を心にしまい、四国遍路から戻った和彦を素知らぬ顔で迎え入れる。和彦は、土産話で巡拝者の多さを振り返り、「みんな、人生を生き直したいんだよ。パパとおんなじだ」と語るのだった。
＜ハッとさせられた深いセリフ②＞
「男や女関係なく、ああいう男には惚れちゃうよな」（by和彦）
一方、結月は、片倉家に居候中の彼氏・翔太（中尾暢樹）が最近よそよそしくなったと感じていた。そんな中、翔太からSNSで「今度、結月とちゃんと話したい」というメッセージが届く。それを久美子が“プロポーズの打診では？”と早とちりし、浮かれまくる結月。
しかし翔太が告げたのは、片倉家を出て、結月とも別れるという話だった。理由も言わずに去った翔太への憤りから、和彦が「あんな男とは別れて正解だ！」と言い放つと、怒りの矛先を和彦に向けた結月が反撃。片瀬と和彦の関係を美咲らの前でばらしてしまう。
ひと騒動後、夫婦の自室に戻った和彦は、上記のセリフを皮切りに、片瀬との出会いの顛末を久美子に告白。最初は、妻を奪って自分を傷つけ、家族を巻き込んだ片瀬に復讐も辞さない覚悟で会ったものの、優しく正義感あふれる片瀬にいつしか惹かれていった。しかし、「好きだ」という告白はいっときの気の迷いであり、「今でも一番愛しているのは久美子だけだ」と語るのだった。
久美子の“純愛”を許すばかりか、逆に夫婦の絆を深めたかに見える秀逸シーンに、ネットでは、「カオスすぎて訳のわからん展開になった…」「浮気を告白し認め合うことにより愛が深まる夫婦。愛って深い…か？」「パパはつくづくいいヤツだよな」などと、戸惑いとも感心ともとれるコメントがあがった。
＜ハッとさせられた深いセリフ③＞
「始まりは隕石だった。でも時間は戻せない。何もかもが動き出している。想像もできない方向に…」（ナレーションby結月）
「隕石バブル」の反動で業績が低迷する和彦の会社では、各部署の縮小化が決定。大事な時期に3週間も休暇をとった和彦は、突然リストラされてしまう。
荷物をまとめて会社を出る間際、重苦しい心境で久美子に電話をかけると、久美子は電話に出るなり「とにかく早く帰ってきて！」と繰り返すばかり。実は、以前から認知症の気配があった姑・正子（松原智恵子）の症状が急激に進行していたのだ。
驚いて駆け出した和彦を、ロビーで待ち受けていたのは、無精ひげを生やし落ちぶれた様子のキャプテン。片瀬は、和彦の無事を確認してほっとしたそぶりを見せ、再び揺れ動く和彦の心を見透かしたかのように、「貸してください、お金」と言うのだった。
片瀬の豹変ぶりが描かれた瞬間、ネットにはコメントが殺到。キャプテンファンは「うちらのキャプテンが…泣」「キャプテン嫌――っ！」と悲鳴をあげ、主に男性陣と思われる視聴者からは「キャプテン、どんだけ魔性なんだよwww」「キャプテンが爽やかなクソメンで面白すぎるw」などのツッコミが絶えなかった。
隕石の衝突回避を機に、あらゆる問題が顕在化した門倉家。その状況をドラマの語り部として結月が語ったのが上のセリフだ。ピンチ続きの家族に、ネットには、「隕石回避したのに家族の日常が大惨事」「壊れる時は一瞬なんだよね～」「時間は戻せない。あのときには戻らない。深いな」などの冷静な意見とともに、「こんなことになるなら隕石来てくれた方がよかった…」「頼むから隕石落ちてください！」と家族の行く末を案じる声が多数上がった。
裏の顔を見せ始めた片瀬も含め、次週はさらに度肝を抜く展開が。一家の大ピンチを久美子は切り抜けられるのか。
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May 14, 2020 at 04:00AM
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実はかなり深い！！『隕石家族』の“哲学”を感じるセリフでプレイバック⑤ - フジテレビュー!!
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