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Thursday, April 2, 2020

SFC版『ファイナルファンタジー6』発売から26年…いまだに愛される壮大な群像劇RPGの記憶(ふたまん+) - Yahoo!ニュース

 1987年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された、初代『ファイナルファンタジー』(スクウェア)のヒット以降、次々と続編タイトルが登場。今や国民的RPGとしての確固たる地位を築いた『ファイナルファンタジー』シリーズ。

【写真】ティナ、ロック、ケフカ…SFC最高峰の『FF6』のゲーム画像はこちら

 その6作目となる『ファイナルファンタジー6(以下、FF6)』は、ちょうど26年前の1994年4月2日にスーパーファミコン用ソフトとして発売されました。

『FF6』の頃は、すでに人気シリーズとしてゲームファンの間で定着。発売当時を知る人の中には、登場キャラクターの“ティナ”に似た少女が、渋谷のスクランブル交差点に降り立ったテレビCMを思い出す人もいるのではないでしょうか。

 プレイステーションで発売された『FF7』以降は3Dグラフィックが採用されたので、ドット調のグラフィックで描かれたナンバリングタイトルは『FF6』が最後。“スーパーファミコン最高峰”と称された美しい映像は、今でも色あせることはありません。

 そして今年2月に放送された『全ファイナルファンタジー大投票』(NHK BSプレミアム)では、『FF10』『FF7』に次いで、『FF6』は第3位にランクイン。歴代シリーズの中でも屈指の傑作として認知されていることを証明しました。

■どのキャラをパーティに入れるかで苦悩

 本作は、登場する“14人のキャラクター全員が主人公”をうたっていて、物語の前半は登場人物それぞれのストーリーが並行して進行。各キャラの背景がしっかりと掘り下げられているのが特長でした。

 プレイヤーは、好きなキャラ4人を選んでパーティ編成するのですが、「ほかのキャラのほうが強いけど、このキャラだけは外せない」など、自分の好みや思い入れを反映させて冒険するのが楽しかった印象です。

 なお、オープニングから登場するティナは本作の人気キャラですが、物語後半の、いわゆる崩壊後の世界で再び仲間を集め直すことになる際、ティナを仲間にしないままラスボスに向かう……なんてこともできました。そんな自由度の高さが本作の楽しいところでもあり、『FF6』を遊んだ人同士なら「最終パーティに誰入れた?」といったトークで盛り上がることでしょう。

『FF』シリーズといえば、いろんな「ジョブ」を切り替えながら冒険するイメージが強いですよね。しかし本作は、それぞれのキャラクターの個性を重視するスタイルのため、ジョブチェンジの概念は存在しません。魔導戦士の肩書を持つティナなら“れんぞくま(連続魔)”を前提とした魔法アタッカー、冒険家のロックなら“ぬすむ”や“ぶんどる”を活用する盗賊的なスタイルで固定されていました。

 また、キャラによってはユニークなコマンドが使えます。たとえば、モンクのマッシュは、格闘ゲームのようなコマンド入力によって“ひっさつわざ(必殺技)”が使用可能。サムライのカイエンは、オリジナルコマンドの“ひっさつけん(必殺剣)により、気を用いた強力な技が使用できました。

 個人的にお気に入りだったのが、機械を操るマシーナリーのエドガーで「かいてんのこぎり」を装備すると、完全にアイスホッケーのマスクをかぶったあの殺人鬼の姿に……。余談ですが、そのホッケーマスクの例の殺人鬼はチェーンソーを使ったことがないというのは有名なトリビアだったりします。

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